現状のSKE48において粒ぞろいの印象が強い6期生もデビューして早4年、彼女たちにとって初のアルバムが発売される。北川綾巴熊崎晴香日高優月ら6期の歴史が詰まった作品を機に、これまでの戦いや現実、未来への意気込みを語ってもらった。

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――4年半ぶりのアルバム発売、おめでとうございます!

3人 ありがとうございます!

――リード曲の選抜メンバーから3人が来てくれたわけですが、選ばれたお気持ちは?

日高 今回、私たち6期生にとっては初めてのアルバムなんです。それに、ファンの方たちには「お待たせしました!」という感じですね。6期生が入る少し前に1stアルバム『この日のチャイムを忘れない』が出たので、自分がまさか2枚目のアルバムのリード曲を歌えるようになるとは思ってもいませんでした。

熊崎 そのリード曲がSKE48らしい、元気な曲なんですよ。そんな曲に参加させていただいて、すごく嬉しいです!

北川 こうして同期がいるから安心感もあります。この3人以外に竹内彩姫ちゃんが選ばれているんですけど、6期が4人もいると、「どうだ!」って胸を張りたくなります。

日高 そうだね〜。

――12年11月に合格した6期ですが、最初は何人でしたっけ?

日高 21人?

熊崎 最初はそうだった。

日高 今は11人だよね。10人も減っちゃった。

――生き残ってきた戦士というわけですね。戦士といえば、今日の衣装は戦士感に溢れていますが、どういうコンセプトなんですか?

日高 数多くのアイドルグループがいる中で、SKE48も多くのライバルたちと戦ってきているわけじゃないですか。そんな今の自分たちを表現している……ということだと私は思っているんだけど、どう思う?

北川 その通り。

――もともとSKE48には戦士っぽさがありますからね。この4年半の戦場を潜り抜けてきたんだぞという。

熊崎 とにかく今年は「SKE48、行くぞー!」っていうことです。

日高 そうそう、まだ行けるよって。

熊崎 立ち上がりますよ!

北川 そぉだー!

日高 諦めないよっていうことです!

――立ち上がらないとSKE48じゃないですよね。4年半前の自分って覚えていますか?

日高 ちょうどその頃、私たちはSKE48に入ろうと思っていたってことか……。ってことは、6期生の歴史っていうことですよ!

熊崎 そうだ!いいことに気がついたね!

北川 6期の歴史が詰まっているんですよ、このアルバムに!

――で、当時の自分ってどんな感じでしたか?

日高 強気な人でした。世界が自分中心に回っているんじゃないかっていうくらい、自分中心の人間で(笑)。私が一番って思っていたら、SKE48に入ったらとてもそんなこと思えなくなって。ポジティブから一気にネガティブに……。

――そんなに人生が思い通りに進んでいたんですね。

日高 児童会の総選挙に当選したり、学級委員になったり、イケイケでした。

――小学生で総選挙を体験していたんですか(笑)

熊崎 私は、4年半前に自分がこういうキャラになるとは思っていなかったです。

日高 ホントそうだよ。王道になるかと思ってたから。

熊崎 今でも王道だよ!

日高 王道じゃないよ(笑)

熊崎 もっと地味だったんです。SKE48に入るまではイケイケだったんですけど。天井に穴を開けたり。

北川 どうして?

熊崎 筆箱でキャッチポールしてて、天井に穴が開いちゃって、呼びだされたり。

日高 破天荒か(笑)

熊崎 でも、小学校の時は引っ込み思案で、自己紹介したくないから、トイレに逃げてたんですよ。

――引っ込み思案なのか、イケイケなのか、どっちなんですか(笑)

熊崎 引っ込み思案だった私が、友達のおかげで変わっていったんですよ。SKE48に入って、素が出てきたのかな。

北川 それが素なの?無理してない?

熊崎 してないよ。自分でもこんなにうるさくなるとは思わなかったんだけど。

日高 そうだよね。初期はしゃべらなかったもんね。

熊崎 そう。この2人とも全然しゃべらなかったし。6期って、初期はグループごとに仲いいって感じだったんです。

北川 語弊があるよ!

熊崎 あ、仲悪かったとかじゃないです!でも、なんやかんやで6期はよく集まっているよね。

――で、北川さんの4年半前は?

北川 私はバリバリの部活少女でした。テニスをしていたので、全身日焼けして。学校が日焼け止め禁止だったから。朝早く起きて練習して、学校終わったら練習してっていう毎日でした。で、AKB48が大好きっていう。それで、オーディションの存在を知って、受かるまで受けようと思ってました。

日高 6期のオーディションが初めて?

北川 うん。受かるなんて思ってなかったな。

日高 私も一発目。

熊崎 私も。

――エリートじゃないですか(笑)。でも、6期は何を機に仲良くなったんですか?

熊崎 年が明けて、バレンタインデーにみんなで“おかすぃ”を作ったんですよ。

――お菓子ですね。

熊崎 それです(笑)。それで、みんなで交換して。

日高 6期は他の期よりもご飯を一緒に食べる機会が多い気がする。

――そこで幹事をするのは誰ですか?

熊崎 ゆめち(野口由芽)だよね。

北川 あー、そうだね。で、優月が盛リ上げ役で。荒ぶってる(笑)。熊ちゃんはイジられ役兼盛り上げ役。で、私はただいるだけ(笑)

日高 綾巴はニコニコしてればいいの。

――何かやりましょうよ(笑)

紅白で見た現実

――で、昨年11月19〜20日に開催された「みんなが主役!SKE48・59人のソロコンサート〜未来のセンターは誰だ?〜」を振り返らせてください。綾巴さんは演技をやりましたよね。あれって自分発信ですか?

北川 いや、そういう提案があったんです。絶対にやりたくなかったんですけど、気づいたらやることになってました(笑)。まず稽古をするのが怖かったんです。『AKB49〜恋愛禁止条例〜』の稽古が厳しかったので、舞台の稽古ってそういうものだと思っていたんですよ。でも、(脚本を書いた)トップリードの新妻(悠太)さんがすごく優しくて。「全然怖くないじゃん!」と思って。相手役の大矢剛康さんもいてくださったので、なんとか乗り越えることができました。

――評判よかったんじゃないですか?

北川 意外性はあったと思います。ファンの方は私が演技をやるなんて1ミリも思っていなかったはずなので。今までの綾巴は演技ができない、棒読みっていうイメージがあったけど、「できたじゃん!」って褒めてもらえるような一面を出すことはできたかな。

――逃げずに挑戦したことが一番よかったと思いましたよ。

北川 やるしかなかったので、やりました(笑)

――熊崎さんは?

熊崎 私は全グループの曲を歌いました。セットリストは自分で考えて。

――「サイレントマジョリティー』『気づいたら片想い』『Maxとき315号』『絶滅黒髪少女』『12秒』『大声ダイヤモンド』『制服を着た名探偵』の7曲を10分に詰め込みましたね。そもそもなぜ全グループの曲を歌おうと思ったんですか?

熊崎 「全グループ制覇するぞー!」っていう勢いですね。でも、好きな曲を選んだっていうのもあるんですけど。やりたかったんですよ〜。

――ドリフターズの合唱隊の衣装で早口言葉を言いながら登場しましたけど、あれは?

熊崎 自分といえば滑舌なので、それに引っ掛けて何かできないかなーって考えたら、早口言葉の歌があったなと思いだして。

北川 何だっけ?

熊崎 生麦生米生卵〜ってやつ。

北川 ……(ぽかーん)。

――知らない世代ですね(笑)

熊崎 ドリフだよ、ドリフ!

日高 ドリフ、面白いよね!尊敬してるもん。加藤茶さんと志村けんさん、私の尊敬する人、1位、2位ですから。

――まさかのドリフリスペクト!

日高 「バカ殿様」からドリフに入ったんですけど、町娘役で出るのが夢ですから。

――野呂佳代さんは譲らないでしょうけども(笑)

北川 ……(興味なさそうに一点を見つめている)そういうのあるんですね。

――少しは興味持ってください……って、ソロコンの話はどこ行ったんですか!

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