47人の個性が集結するチーム8で先日、代表して3人がソロコンの舞台に立った。今回は東の小栗有以、西の倉野尾成美に当日舞台裏や8の近況や未来を語ってもらった。2万光年先の宇宙まで届かせる2人の輝きを、目をそらさずに見守っていこうじゃないか。

それぞれのソロコン

――このおふたりをお招きしたということは、まずお聞きしなくてはならないのはソロコンサートについてです。1月14日にチーム8の3人(小栗、倉野尾、坂口渚沙)がそれぞれ1人でステージに立ったわけですが、その知らせを受けた時はどう思いましたか?

倉野尾 知ったのは発表された瞬間、まさにそのときだったんです。

――つまり、ファンの方と同じタイミングだった。

小栗 そうなんです。

倉野尾 そこで本当に初めて知って。TDCホールでソロコンがありますという映像が流れて、選抜の方なんだろうなと思っていたら、ゆいゆい(小栗)、なぎちゃん(坂口渚沙=北海道代表)が発表されて、「え……!?」ってなって。おめでとうを言おうと思っていたら、その次に私のが発表されたんです。「え……!?」って何のことか、まったく理解できませんでした。その後、カメラさんから、「決まってどうですか?」って。すぐインタビューが始まったので、ますます何のことか、わかりませんでした。

小栗 ファンの方がまだ並んでいる最中だったんですよ。一旦、握手会が中断されて映像が流れたんですけど……。

倉野尾 後ろにカメラさんが待ってたのが謎で(笑)

小栗 とにかくビックリでした。

――ですよね。セットリストは指原(莉乃)さんが考えたという説が飛び交っていますが、本当のところはどうなんですか?

小栗 正確に言うと、私と指原さんとスタッフさんの3人での打ち合わせで、決めました。

――中3にして、人生初の会議に参加しましたか!

小栗 フフフ、会議しました(笑)。『ワッショイ!ゆいゆい』は指原さんが提案してくださって、『それでも好きだよ』は私が提案しました。指原さんの前で提案するのはすっごく緊張したんですけど。

――コンサートマスターに3年目のメンバーが意見するってすごい経験ですよね。

小栗 だから、会議に出た3人の意見を組み合わせたセットリストなんです。結構、私の意見も入っているんですよ。

――読者の皆さん、詳しくは握手会で聞いてください(笑)

小栗 ファンの方からは結構好評で、「好きな曲が揃ってた!」という声が聞けました。指原さんにもとても感謝しています。

――一方の倉野尾さんは?

倉野尾 私は、自分のことを一番知ってくれているらんりー(宮里莉羅=沖縄県代表)に付き合ってもらって、考えました。

――そうなんですね。指原さんは関係なかった?

倉野尾 はい。どうしたら私が活かせるかということをひたすら考えて。あらかじめ自分がやりたい曲をリストアップして、そこでらんりーにいろいろとツッコんでもらいました。夜の10時から夜中の4時まで会議してました。

――自主練に対する態度もガチなら、セトリ会議もガチなんですね!

倉野尾 私とらんりーで考えたものをスタッフさんにチェックしてもらって、っていう流れですね。詰め込みすぎたかなとも思ったんですけど、「いろんななるちゃんを観ることができて、よかったよ!」という感想をたくさんいただきました。茅野しのぶさんが字宙柄の衣装を用意してくださったんですが、それは「(私に)宇宙一のアイドルになってほしいからだよ」って言われました。

――「2万年に1人」と「宇宙一」って最強じゃないですか!そんな2人ですが、ピアノも弾いていましたね。

小栗 (ソロコンをやった)3人とも弾きました。

倉野尾 「3人共通の何かをやったほうがいい」という提案があったんです。

小栗 お姉ちゃんが弾けるので、お家のピアノで教えてもらいました。それで弾けるようになりました。

――もう弾けるようになった?

小栗 その曲だけです(笑)。すっごく頑張りました。コンサート後、まだ指に感触が残っていたから、授業の前の音楽室で、誰もいない時間を見計らって弾きました。

――それぞれコンサートのポイントはどこだと思いますか?

小栗 『ワッショイ!ゆいゆい』の評判が良かったことかな。さすが指原さんだと思いました。自分の名前だけを言い続けるのはどうなんだろうと思っていたんですけど、本番で歌っているうちにどんどん楽しくなっちゃって(笑)。一番楽しかった時間ですね。ファンの方も一番盛り上がってくれていたと感じましたし。

倉野尾 私は、たぶん他のふたりはかわいい系の曲を選んでくるだろうなと思ったので、ダンスブロックは必ず入れようと思っていました。あとは、バンドさんをお呼びしてスタンドマイクで歌うところも見せ場だったかな、と。ピアノは音階が弾ける程度だったんですけど、なんとかなったと思います。

――そもそも準備期間はどれくらいあったんですか?

倉野尾 2週間ぐらいです。未完成な部分もあったと思うけど、チャンスがあればまたやってみたいです。

――大勢で歌うのとは全然違う感覚があったと思います。確実に自分だけを観てくれているわけですから。

倉野尾 はい(笑)。自分の味方しかいない状態ですから。

――うちわもコールも独占できますから。

倉野尾 気分も最高でした。本番前は緊張しましたけど、途中からは……。

小栗 そうそう。全員が味方だから。

――この快感を知ってしまうと、またやりたくなりますね。

倉野尾 そうなんですよ(笑)。あんなに「無理無理無理!」とか言ってたのに。

――ラストにはお母さんからの手紙が読まれました。

小栗 知らなかったです!初めて書いてもらいました。昔は、「東京都代表っぽくないね」と言われることが多かったので、自信を持てなかったんですけど、選んでくださった方に恩返しをしたいとずっと思っていたんです。それにふさわしい人になりたいって。そんな気持ちをお母さんに話したことがあったので、そのことを書いてくれました。

――お母さんは来てくれたんですか?

小栗 はい。泣いてたみたいです。

倉野尾 私は薄々感づいていたんですけど、それでも泣いちゃいました。ウチは全部相談する関係なので、いろいろとわかってくれている上での手紙なので。

――手紙もありましたが、3つの坂を上る映像がありましたね。乃木坂、けやき坂、小栗坂を。

倉野尾 ありましたねー。もちろん演出ですが。

――自己発案ではなく?

倉野尾 私発案じゃありません。でも、面白いなあと思いました。そういう勝気なところは見せないと伝わらないし。もちろん私だけじゃ無理だし、みんなで超えられたらいいなと思うので、「じゃあ、代表として走ります」っていう感じです。

――ちょっと待ってください。それって「小栗坂」の話じゃなくて、46のことを言ってます?

倉野尾 はい。「小栗坂」はあくまでオチとして使われているだけですもん。

――なるほど。そっちの意識のほうが強いということですね。小栗さんにもそういう意識ってあります?

小栗 欅坂46さんは今勢いがあるから、エイトみんなで頑張らないと、っていう気がしています。

――ところで、お互いのコンサートって観ましたか?

倉野尾 それが、練習していたから観ていないんです。本番ギリギリまで練習していたので。

小栗 私は、朝の自分のソロコンが終わったら、次の日のエイト全体のコンサートの練習があったので……。

倉野尾 ソロコンをやった3人はみんなそういう感じなんです。ホントは観たかったんですけどね。

次こそ1位

――ソロコン直後に「リクエストアワー2017」が開催されました。

倉野尾 はい。『47の素敵な街へ』は2位でした。

――正直なところ、今年の1位争いは『47のー』とNGT48の『Maxとき315号』の一騎打ちという予想がありました。3位が松井珠理奈さんの『赤いピンヒールとプロフェッサー』と発表された時点での心境は?

倉野尾 ワンチャンあるかな?って(笑)

小栗 フフフ。と思ったけど、去年3位で、今年2位だから、「やったぁ!」じゃないですか。「(またリクアワがあれば)来年獲ろうよ!」でいいと思います。

――歌唱中に泣いているメンバーもたくさんいましたね。

倉野尾 私は泣かないって決めていました。泣いたら負けた気がするので。

小栗 なるちゃんはそう言ってるけど、大半のメンバーは悔しかったと思います。

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