――妄想?

織田 はい。授業中に白馬に乗った王子様が現れないかな……とか。そういう乙女な妄想をしています(笑)

――アハハハ!

織田 ディズニー映画とかが好きで、昔からずっとプリンセスに憧れているんです。

――無茶振りばっかりされているけど、本当はお姫様でありたい人なんですね。

織田 はい!

――でも、そうは言っても学校ではイジられキャラであると同時に、お姫様キャラでもあったんじゃないですか?絶対に後輩から憧れられたり、友達からも「可愛い」って言われてきましたよね?

織田 ……はい(笑)。でも、欅坂46に入ったらすぐにバラエティメンバーになりました。やっぱりこの世界は違うなって思いましたね(笑)

――芸能界の洗礼を受けた(笑)

織田 まあ、仕方ないですよね。みんな本当に可愛いので。今までは世界が狭かったです。今泉(佑唯)とか本当に可愛くってTHEアイドルだなって思っちゃうんですよ。あとは(渡邉)理佐とかベリカ(渡辺梨加)とかあかねん(守屋茜)とか。しかも、可愛いだけじゃなくてキャラも立っていて。

――でも、繊田さんが彼女たちに憧れるように、きっと他のメンバーは織田さんの面白さとか愛される能力に憧れていると思いますよ。

織田 それはメンバーにすごい言われます!「オダナナ、本当にすごいよね。どうしてそんなに面白いこと言えるの?」とか。でも、こっちからしたら、「みんな可愛いんだから、それでいいじゃん!」って思うんです(笑)

――アハハハ!「もう、それ以上求めるな!」って(笑)

織田 私ももうちょつと「綺麗」って褒められたいんですよ(笑)。グラビアとかファッション誌とかに出て、自分はアイドルなんだってことを自覚したいです。自分がアイドルだって感じられる瞬間が少ないので……。

――と、織田さんは言いますけど、さっき名前があがった『Ray』に出ていたじゃないですか。しかも、あれは『Ray』編集部からの指名だったとスタッフさんから聞きましたよ。

織田 本当に嬉しかったです1「なんで私が?」ってすごいびっくりしましたけど、ファッション誌に出るのはずっと夢だったし、憧れだったので。

――織田さんは以前に放送された『欅って、書けない?』での、「私服がダサいなぁと思うメンバー」をメンバー同士のアンケートで競う企画で圧勝していましたが、そんな人か「Ray」に呼ばれるってことは、プ口の目から見て、モデルとしてのポテンシャルがめちゃくちゃ高いってことなんだと思うんですよ。自身に繋がったんじゃないですか?

織田 たしかに「Ray」に出させていただいた時はファンの方にも褒めていただけたし、少し自信にはなりました。でも、雑誌を見てまだまだだなって思った部分もあります。もっと綺麗になりたいって思います!

二つ我に在り

――あらためて聞いておきたいんですが、欅坂46でムードメーカー的な役回りになっていることは、損か得かで考えたらどちらだと思います?

織田 得だと思います。やっぱり番組とかでも、「織田がこういうネタをやってくれます」とか、「織田の私服こんなんです」とかって言ってくれると、番組でも使ってくださったりするので、そういうのは得だと思うんです。

――アイドルはどんな形であれ目立つことは大切ですよね。どんなに可愛くても、まずはカメラに抜かれないことには始まらないですし、カメラに映る機会が増えるということはキャラクターだけでなく、それだけその人の可愛さや綺麗さが視聴者に届く可能性が高まるので。

織田 そうですね。それにイジられたり、無茶振りをされても恥ずかしいと思うことはないんですよ。

――ということは、織田さんの中でイジられても損することは何もない?

織田 (志田)愛佳みたいにしつこく何回も何回もネタを振ってくると辛くなる時はあります(笑)。でも、愛佳は何回やっても笑ってくれるから嬉しいんですよね。

――織田さんが無茶ぶりされたりしているのを見ると、いつも「この人は本当にみんなから愛されているんだなぁ」と感じます。人間関係で悩んだことってあります?

織田 ないですね。

――きっと空気を読む能力に長けているんでしょうね。

織田 結構、得意なのかもしれないです。

――笑いをとる時も自分からゴールに向かってドリブルしていくというよりは、誰かのパスを受けてシュートを打つタイプですし、そういうところが波風を立てずみんなから愛される理由なんだと思います。

織田 たしかに「イジらないと静かだよね」って、昔から言われていました。自分からはなかなかいけないんです。

――みんなは織田さんが面白いことを知っているのに、織田さんからはなかなか笑いをとりにいかないから、どんどんパスを出したくなるんだと思いますよ。それにしても、今日インタビューをさせてもらって思ったんですけど、織田さんの魅力って「矛盾」している部分だと思うんですよね。ギャップを通り越してもはや「矛盾」レベルで相反するものを、奇跡的に両立させられるのが織田さんなんだと感じました。例えば、イジられキャラなのに仕切りたい性格だったりとか、ふざけるのが好きなのに根はめちゃくちゃ真面目だったりとか。そして、その「矛盾」の部分の究極の目標が「面白くて綺麗」ってところなんでしょうね。

織田 ファンの方やメンバーも「面白いし綺麗だと思うから、両方のばしていったほうがいいんじゃない?」って、言ってくれるんですよ。それは素直に嬉しいし、綺麗って言ってもらえると、テレビでふさけている自分をたくさん見ても悲しまなくなりそうで(笑)

――自分のビジュアルに自信が持てたら、笑いに対してもさらに積極的になれるかもしれないですよね。でも、今も織田さんがテレビで笑いをとっている姿から、悲壮感とかを感じたことはありませんよ。

織田 そのときは全力で楽しんでいますからね。中途半端は嫌なので。それに欅坂46の織田奈那に求められているものに対しては、ちゃんと応えたいんですよ。

――やっぱり真面目ですね。

織田 そうなんです!真面目なんです!(笑)

――真面目で、なおかつ面白くて綺麗なお姫様は、ディズニー映画でもなかなか出てこない貴重な存在だと思うので、織田さんにはぜひそこを目指してほしいです!

織田 はい!頑張ります!


織田奈那 1998年6月4日生まれ、静岡県出身。小林を愛し、鈴本に愛された女、サンシャイン織田奈那。小林のことを、メンバーの前では「ぽん」と呼んでいるが、2人っきりになると「由依」と呼んで彼氏面をしている模様。織田奈那ファイト!愛称は「おだなな」。