群衆を避けて街の片隅に来たかと思えば、コンクリートの冷たさに耐えかねて人の温もりを探しに行く。自由気ままに生きることが何よりも難しい世の中で、志田愛佳だけが持つ、猫のような美しさと憂鬱。彼女との偶然の出会いに感謝しよう。

飼われていないけど知らない家に居座る猫

――今日は渋谷の街中でも撮影を行いました。欅坂46にとっても縁深い場所だと思うのですが、そもそも志田さんは渋谷という街が好きなんですよね?

志田 すごい好きです!だから今日も楽しかったです。

――欅坂46に入る前も新潟から、1人で渋谷に遊びに来ていたと聞きました。

志田 行ってました。その時は買い物もせず、ただ雰囲気が好きなので来てました。新潟にいると少し派手な服装をするとすごい見られるんですよ。でも、渋谷はあんまり人目を気にせずにいられるので、居心地が良かったんです。

――逆に新潟にいる時は何をしていたんですか?

1人で自転車を漕いで遠くに行ったり、高台に行って黄昏たり、坂を滑り降りたりしてましたね。

――それはそれで楽しそうですね(笑)

志田 でも、新潟にいると人があまりいなくて、孤独に感じてしまうんですよ(笑)。誰かと盛り上がりたいというわけじゃないんですけど、ただ人がいっぱいいる場所にいるのが好きで渋谷に行っていました。

――そうやって孤独を紛らわすために、ふらっと渋谷に来る感じもそうですし、ビジュアル的にも志田さんはよく「猫っぽい」と言われることが多いと思うんですけど、それについては自分自身でどう思っています?

志田 猫って懐かないイメージがあるから、私のことをよく知らない人にとってはマイナスなのかなって思ったりもするんですけど、マイナスなイメージから入ってもらった方が、良いところを見つけてどんどん好きになってもらえるので、そこは良いかなと思います。

――なるほど。ちなみに自分が猫だとしたら、どんな猫だと思います?マダムに飼われてる血統書付きの猫か、それとも誰かに拾われた野良猫か……。

志田 飼われてないけど、知らない人の家にめっちゃ居座る猫。

――ハハハ!まさに志田さんのイメージそのものです。良い意味で誰かに飼われてる感じが全くしないですもん(笑)

志田 そうやっていろんなところに行って、最後は居心地が良いところに住む。

――その居心地の良い場所が「欅坂46」だったということかもしれないですね。どこか他の場所へは行かず、いつまでもここにいてください!