8にとって最大規模のコンサート。今の実力を見せつけて勢いをさらにつけたい

全員同期で先輩後輩のないチーム8にはキャプテンという存在がいない。そんな中、初期からまとめ役としてメンバー・ファンから信頼されてきた太田奈緒。しっかり者でいて控えめな彼女の「最年長」としての行動原理、悩みながらも抱いている夢を語ってくれた。

1周年が転機

――2月4日深夜放送の『ブンブン!エイト大放送』では泣きそうになっていましたね。

太田 あの回は全然しやべれなくて。発言する勇気がなかったというか、人見知りということもあって、司会のオードリーさんに対してどこか臆してしまって。

――人見知りなんですね。

太田 はい。「あぁ、言いたいことあるのに入っていけない」と思っていました。発言できない自分がすごく悔しかったです。

――オンエアでは、一緒に悔しがっていた清水麻璃亜(群馬県代表)さんと「反省会をします」と言っていましたね。

太田 はい、やりました。「チャンスがあるならその場で言わないと。もうチャンスはないかもしれないし、収録に呼んでもらえないかもしれない。次は絶対に発言しよう!」って。

――念願の地上波冠番組ですからね。

太田 そうなんです!チーム8でやりたいってずっと言ってたので。

――その後の収録はいかがでした?

太田 しゃべれました!使われたかどうか、わからないですけど(笑)

――ただ、コントのコーナーがあるので、そこで新しいキャラが発掘されるかもしれませんよね。『AKB48SHOW!』における大場美奈さんの「かわいくてすいません」みたいな。

太田 そうですね。吉川七瀬(千葉県代表)ちゃんの「ありえんてぃ〜!」みたいなギャルキャラはいいですよね。

――キャラの力を借りることで殻を破れるのがコントのよさだと思います。

太田 自分もそうなりたいです!この場は大丈夫かなと思ったらイケるんですけど、そうじゃないと殻にこもってしまうので。普段からガンガン自分を出すタイプでもないので。

――3年目の個人的なテーマとしては「殻を破る」なんでしょうかね。

太田 それはあります。

――『ブンブン!エイト』に限らず、何かがうまくいかない時には反省会を開くものなんですか?

太田 初期の頃は自分から話しかけることができなかったんですけど、1周年の頃に、「自分も最年長やし、もっとチームのことを考えな」と気づいて。それぞれのメンバーと仲良くならないとダメなんだなと思ったんです。遅いんですけど(笑)

――確かに遅いかもしれないですね(笑)。小さい頃からなかなか殻を破れない性格だったんですか?

太田 そうですね。小学校の頃は友達もたくさんいたんですけど、中学に上がるといろんな小学校から生徒が集まるから、その瞬間から人見知りになっちゃって(笑)。小学校からの友達としかしゃべれないっていう。で、卒業が近くなって、やっとしゃべれるようになって。

――人生で同じことを繰り返しているような気もしますが(笑)

太田 「実は、仲良くなりたかってん」みたいな(笑)。でも!今回は違うんです!オードリーさんとの距離が縮められたら、と思っています!1周年を境に変わったので!

おやつの時間に

――冠番組がスタートしたこともそうなんですが、最近エイトを取り巻く状況が変わってきたと思います。メンバーとして何か感じていることはありますか?

太田 勢いのあるチームだと褒めていただけるようになりましたけど、実際に勢いのあるメンバーは何人かだけのような気がしています。私自身も勢いに乗れていない気がするし、乗っているメンバーに置いていかれないように他のメンバーももっと頑張らないといけないと思っています。そのためには、やっばり露出は大事だなと思うから、例えばSHOWROOMを積極的に頑張るとかしないと。エイトは個々が知られるための努力を、個々でもっとしていかないといけないですよね。そうできれば全体として勢いのあるチームになっていけると思います。

――今年に入ってからのエイトはいくつかの話題が続きました。まずはソロコンサートを開催したメンバーが3人(小栗有以倉野尾成美、坂口渚沙)いました。

太田 発表を聞いた時は嬉しかったです。同時に、3人はソロコンが開催できるけど、それ以外のメンバーは追いつけていないといっことだなとも思いました。同期なのに差があるなと思って。3人の勢いの足を引っ張ってはいけないけど、でも、自分を含め、他のメンバーもがんばらないと、と。

――そういう話はメンバーとしますか?

太田 します。「もっと頑張らな、ヤバいよ」って。

――さらに、エイトからAKB48のシングル『シュートサイン』の選抜メンバーに2人(小栗、大西桃香)入りました。特に大西さんは、太田さんと同じ関西メンバーですね。

太田 ビックリしました!すぐ「おめでとう」の連絡をしました。それによって、他の関西メンバーも燃えているんです。「私ももっと頑張るぞー!」って。みんなの希望になりますから、エイト的にはいい空気になったと思います。

――大西さんの抜擢は、SHOWROOMでの配信が認められた部分が大きいと感じましたが。

太田 朝の5時半から配信していたわけですからね。みんながしないようなことを継続すれば、未来は拓けるんだっていうことを教えてくれました。だって、桃ちゃんはエイトの16人選抜に入ることはほとんどなかったわけですから。コツコツ続けたことで選抜の座を掴んだのはすごいことです。

――自分がそういう部分でピックアップされるとしたら、何だと思いますか?

太田 意識して頑張っているのはプライベートメールです。毎日朝昼晩送るようにしていて、1日6通送ることもあります。朝は9時におはようメールを、夜は22時にお休みメールを、15時頃におやつメールを送ります。

――おやつの時間に!

太田 時間を決めて送ることで、ファンの方にとってもその時間にはメールが来るね、という日常になるわけだし。もしお仕事の都合で送れなかったら、「今日はどうしたの?」っていうコメントが「755」に送られてきます。そうすることで、ファンの方の生活の一部に私が入り込めると思うんです。

――なるほど!そこまで考えているんですね。ファンの人へのアピールが万全なら、48グループのメンバーへのアプローチも大事になってくると思います。先輩とのコミュニケーションも大切ですよね。仲のいい先輩はいますか?

太田 ずっと好きやった大家志津香さんです。運動会の日に初めてお話をさせていただいてから、ランチに連れて行っていただいたりしました。

――そうだったんですか!

太田 ちょうどその日、大家さんの生誕Tシャツを着てて。

――何をしているんですか(笑)

太田 そしたら、「なんで着てるの?」って言われて、「実は……」って気持ちを伝えて。ほんまに好き過ぎて、ファンの方にも黙っていたんです。高校生の時から大ファンで。

――きっかけは?

太田 バラエティ番組です。握手会には行ったことないんですけど。

――まさか昨年の紅白歌合戦の企画で投票してないですよね?

太田 えーっと、紅白はちょっと、1票……しました。えへへ。

――「えへへ」じゃないですよ(笑)

太田 自分には家族や親戚がしてくれるので。でも、ケータイからは自分に投票しました!

――当たり前ですよ!

太田 もう、発表で大家さんの名前が呼ばれて、すっっっごく嬉しくて!!

――何をやってるんですか(笑)。話をする先輩というとそれくらい?

太田 『あんた、誰?』で共演させていただいた中村麻里子さんや、同じ京都出身の横山由依さんとは一度ラジオで共演させていただいたので、少しお話します。他の先輩とはちょっと……なかなか距離が縮まらないですね。

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