なぜか毎日のようにあだ名が増えていくんです

――2015年中盤に学業のため活動を休止した山崎怜奈。2016年春には慶應義塾大学に合格し、晴れて大学生の仲間入りを果たした。そんな彼女が2016年、乃木坂46の活動の中でもっとも印象に残ったのは握手会だったと力説する。

ちょうど3月からスタートした『ハルジオンが咲く頃』の個別握手会では私、全部で8部だったんですよ。だから会場によっては1部しかないこともあって内心さびしくて、ファンの方にも申し訳ないなと思っていたんですけど、『サヨナラの意味』では全22部になって、しかも完売できたんです。単純に乃木坂46全体のファンの数が増えたというだけかもしれないけど、すべての活動の中で握手会が一番好きな私にとってはその変動がすごく大きくて、うれしかったんです。

私は他の2期生と比べてメディア露出が少ないほうなので、印象も薄ければ知っていただける機会もなかった。ちょっと知っている方でも、「大学に通う、真面目なキャラクター」と思われがちなんですけど、実は感覚はすごく一般的だと思います。だからかファンの方は友だち感覚で「学校でどうだった」とか「会社の上司がこうで」とか話してくれるんです。そうして、リラックスされて帰っていく方がいらっしゃるので、私は乃木坂46のなかでそういう”普通の人”っていうポジションでもいいのかなと最近思うようになりました。

思えば学校でもすごく静かだし、サークルにも入ってなくて、本当に勉強するためだけに大学に通っていますし。乃木坂46に入って4年経ちますけど、お金の使い方など何も変わってないし、感覚があまり芸能人ぽくないんです(笑)

もっと喜んでもらいたい

――あくまで自身は”普通の人”だと言い切る山崎だが、握手会部数の急増含め、乃木坂46内での立ち位置にも変化が生じつつある。

今までアンダーでは3列目の端が多かったんですけど、それがすごく悔しくて。メンバーの背中を通さないとファンの方の顔が見えなかったり、機材にぶつかりながら踊っていたんですけど、『ブランコ』では2列目になれました。私自身の視野も広がったし、パフォーマンスをしている姿をファンの方にちゃんと見ていただけるようになったので、うれしいですね。

こうやって少しずつ結果が伴ってきたのって、私が「選抜に入りたい」とはっきり言葉にするようになってからなんです。以前は握手会の部数も少ないし、列も一番後ろだし、特に露出もなかったから「私がそんなこと言うにはまだ早いのかな」と思っていたんですけど、ファンの方の数が増えてることを体感するようになってからは、「もっと喜んでもらいたい」と考えるようになって。だったら選抜やアンダーのセンターを目指して頑張ったほうが自分も、応援してくださるファンの方も楽しいはずだと思うんです。

そもそも私、器用なほうではないし、いろいろなところでドジをするので、不器用なくせにすごく真面目にもがいている姿がファンの方には励みになるみたいなんです(笑)。「ザキさん(山崎)も頑張ってるから、俺も」と思ってもらえるんだったら、私が頑張り続ける意味もあるのかなって思います。

それと私、ファンの方や、メンバーやスタッフさんからもすごくイジられるんですよね(笑)。すでにあだ名も10個以上あって、毎日増えているレベルなんです(笑)。そうしてイジってもらえるのが素直にうれしくて、その姿を見て周りも「なんで喜んでるの」ってどんどん楽しくなるんです。そんなことを繰り返してるうちに、やっと自分の乃木坂46での役割が分かった気がします。

――そうして自身を冷静に分析する彼女から見て、今の乃木坂46はどのように映るのだろう?

ありがたいことにミリオンを達成して、すごく上り調子だなと思うんですけと、これからが一番大事だなと思います。ここがピークではダメなので、乃木坂46を支えられる存在になりたいです。

最近SNSの「755」に中国のファンの方からのコメントか多くて。それをきっかけに、中国語を勉強し始めたんです。今では簡単な自己紹介くらいはできるようになりましたし、ブログにも毎回5行くらいの中国語メッセージを載せるようにもなりました。そういうちょっとした取り組みが自分のステップアップになるかもしれないし、乃木坂46のためになるかもしれない。いつか何かにつながったらいいですね。