いつか乃木坂46に欠かせない存在になりたいです

――春のアンダーライブ東北シリーズではセンター。そして、15thシングル『裸足でSummer』では2年半ぶりの選抜復帰。続く『サヨナラの意味』でも選抜入りを果たすなど、中元日芽香にとって2016年は飛躍の1年となった。

2016年に最も大きかった出来事はやはり「選抜」ですね『裸足でSummer』の選抜入りが決まったとき、本当にたくさんの方々が声をかけてくださって、私のことを皆さんがちゃんと見てくださっていたんだと実感しました。ファンの皆さんにようやく選抜という形で恩返しできたのかなとうれしかったですね。

選抜としての仕事が始まり驚いたのが、2年半前の『バレッタ』の頃とは比べものにならないくらい乃木坂46が大きくなっていたこと。音楽番組にもたくさん呼んでいただけるし、いろいろなお仕事が目まぐるしく入ってくる。私が知らない間に選抜のメンバーたちが頑張って、乃木坂46のフィールドを広げてくれてたんだなって感じました。アンダーメンバーはライブに対するこだわりがすごく強くて、そのために団結するからチーム感がある。選抜はメンバーひとりひとりが自分の個性や強みを分かっていて、キラキラと輝いてるんですよ。楽屋での過ごし方もいい意味で個人主義で、お互いの距離感が分かっている。一緒にいてすごく刺激になりますね。

ただみんなの気合いが一気に高まるアンダーライブの感覚を知ってると、ちょっと物足りなく感じてしまうところもあります。無理にそのテンションを持ち込もうとは思わないんですけど、メンバーの一体感が生み出すライブの興奮やエネルギーも知ってるので、選抜のライブでうまく融合できればもっと素晴らしいものになるのかなと思います。

――選抜入りしたことで、個の強さが特色の乃木坂46において自分の持ち味は何なのか考えることも多くなった中元。アンダーのセンターを長く担い、今は選抜の3列目の端。センターの気持ちも端の気持ちも理解する。2016年はグループのちょうど真ん中にいることが自分の強みだと気がついた1年だったという。

1期生だけのときは年下メンバーだったということもあって、お姉さんメンバーに甘えてた部分も多かったんですけど、2期生が入ってきて一緒にアンダーライブをするようになってからは、1期生と2期生をつなぐのが私の役目なのかなと考えるようになりました。いわゆる中間管理職という立場ですね(笑)。1期生の気持ちも分かるし、アンダーだし年齢も近いから2期生とも仲よくやっていける。私はみんなのような強い個性はないけど、こういうポジションに立てる人というのもそんなにはいないと思うんです。レギュラーのラジオ番組『らじらー!サンデー』でもアシスタントとしてメンバーを迎える役回りだし、それが性に合ってるんですよね。三人姉妹の次女だからかな。MCとゲストをつなげるとか、私はそういう役が好きなんですよ。どっちの肩も持たないけど、どっちの気持ちも分かるよみたいな(笑)

ポジションが近くなって、最近よく生駒(里奈)ちゃんと話すんですけど、意外なくらい話が合うんですよ。生駒ちゃんと私とは真逆で、ずっと先頭で乃本坂46を引っ張ってきた人。外の世界もいろいろ知ってるから私にとってはまぶしい存在ではあるけど、正反対のベクトルから今同じ場所に来て、違う世界を見てきた同士だからお互いに発見があるし、そうだよねと共感できることも多い。グループを俯瞰することができる点も似ているのかなって思います。

アイドルは通過点ではない

モデル、お芝居、バラエティ、メンバーそれぞれやりたいことがはっきりしているし、将来的に進みたい道も見えていると思うんですけど、私にはそういうものがないんですね。歌もダンスも自信がないし。強いて言えばラジオかな。もともとラジオが大好きだったから、それをお仕事でできるのはすごく幸せ。グラビアで写真を撮られるのも好きなんですけど、それは乃木坂46にいるからかなとも思ってしまう。

結局私、アイドルが一番好きなんですよね。乃木坂46は私にとっては通過点ではないんです。

2017年はもっと乃木坂46を輝かせるための力になりたいです。今は単なる1メンバーですけど、いつか中元日芽香が欠けたら乃木坂46は成り立たないというくらいの存在になれたら。それが、今の私が一番望んでいることなのかなと思います。