アイドルにとって「変わること」「変わらないこと」とは?3期生が入ることで「最年少」という肩書きが取れる渡辺みり愛と、同世代メンバーの活躍を糧に前進した衛藤美彩が語り尽くした。

1期生の中でも年長組の衛藤美彩と、2期生最年少の渡辺みり愛。年の離れた衛藤に対し「みさ先輩」と声をかけるこの2人の関係性を紐解きつつ、後輩から先輩への人生相談を…と考えていたら、話は思わぬ方向へ転がっていった。

「みさ先輩」というあだ名が距離を縮めてくれた

衛藤 みり愛と私っていう組み合わせ、今まで1回もないよね?

渡辺 うん、ないですね。

衛藤 そもそも選抜のお姉さんと2人だけってなくない?

渡辺 まなったん(秋元真夏)ぐらいかなぁ

衛藤 みり愛は私の弟と同い年なんですよ。だから入ってきた時は衝撃的でした。でも私から見た弟ってすっごい年下って感覚なのに、その弟と同じ年には見えないぐらい落ち着いてるし(笑)。「これから同じことをやっていくの、大変だろうなぁ…。子供なのに」と思ってたけど、実際は大人でびっくりしました。

渡辺 私は姉がけっこうな年上で、その中間の年齢の人と接したことがなかったから最初は怖くて。

衛藤 そもそも2期生と選抜のお姉さんチームって、一番距離が離れてたと思うんです。アンダーの1期生はアンダーライブを通してすごく仲良くなっていたのを、私は全国握手会の楽屋で感じていて。夏の全国ツアーとかクリスマスライブが唯一距離を縮められる機会で、ずっと2期生とはちゃんと話したいと思ってたんです。

渡辺 私はそんなに人見知りする方ではないので、「みさ先輩〜」と行く度に優しくしてくれて。怖いというのは最初からあまりなかったですね。

衛藤 みり愛ちゃんはそういうのうまいんです(笑)。人に気を遣わせないし、天真爛漫な部分があるから。私、喋ったことがない人から冷たそうとか怖そうとか思われがちなので(笑)、みり愛みたいに来てくれたほうが素の自分で接しやすいんです。

――それに加えて「みさ先輩」というあだ名も、距離を縮めるのに功を奏したんじゃないでしょうか。

衛藤 そうなんです。

渡辺 実際呼びやすくて。私も最初は、「衛藤さん」と言っていたんですけど、いつからか他の2期生がみんな「みさ先輩」と呼ぶようになり、それから私も呼ぶようになって。先輩をみんなが呼んでるあだ名で呼べるのは、やっぱり2期生として嬉しかったですよね。

衛藤 よかった(笑)。でも実は、「みさ先輩」というあだ名に悩んだ時期もあって。私自身、「先輩」というものに怖い人みたいにあまりいいイメージがなくて、威圧感があったからそういうあだ名になったのかなと思ったし(笑)。でも初めてみり愛とかが呼んでくれた時に、「このあだ名でよかったな」と思えたんです。

――では距離が縮まったと感じたのは、まさに渡辺さんが「みさ先輩」と呼ぶようになってから?

渡辺 そうですね。あとは弟さんが私と同い年というのを最初の頃に教えてくれて。そのへんからより接しやすくなりました。

衛藤 2期生の中でもわりと最初に仲良くなったのが、『野球大好き!集まれ!侍ジャパン』で一緒だった北野(日奈子)と寺田(蘭世)で。それ以外だと年齢の近い新内(眞衣)と(伊藤)かりんちゃん以外はどういう子なのかすらもわからなくて、(鈴木)絢音ちゃんなんて、最近になって知れたぐらいだったんです。その中でもみり愛は気にかかる存在というか。彼女も『16人のプリンシパル』や選抜発表で私と同じことを受け止めてるんだと思うと、弟と同い年という時点で「大丈夫かなぁ?」と勝手に心配になっちゃんです。

――どこか親兄弟目線で見てしまうと。

衛藤 そう!みり愛ちゃんに関しては、それを強く感じます。

渡辺 そう言われると、すごく嬉しいです

衛藤 でもみり愛は弱音を吐いたりとか大泣きしたりとか、感情をバーっと出すタイプではないので強いなと思うんです。

渡辺 ふふふ(笑)

――衛藤さんが今の渡辺さんくらいの年の頃と比べてどうですか?

衛藤 全然大人だしかわいいし、すごいなって本当に思います。今でも私、受け止められないことがたくさんあってけっこう泣いてるのに(笑)。イヤなこととかあるでしょ?悔しいこととか。

渡辺 ありますあります。

衛藤 だとしたらその流し方、気持ちの切り替えた方が絶妙にうまいんだと思います。とても16歳とは思えない。もっと一喜一憂してもいい年なのに。

渡辺 嬉しい稿。でも確かにあんまり言わないですよね。他の2期生が「みり愛、聞いてよ〜」って悩みを話してくるから、むしろ私は聞き手側にいつの間にかなっちゃって。だからメンバーにはあんまり自分のことを発信しないんです。

衛藤 その発言がすでに大人だよ。

渡辺 普段相談とかしないぶん、逆に私はみさ先輩に相談に行きたいです。

衛藤 えーっ、してして!力になれるかはわからないけど、聞くよ?

――そういう話を聞いてると、時々渡辺さんがグループ最年少だってことを忘れる瞬間があるんですよね。そもそも渡辺さん自身が、あまり年下って空気を自分から出してないですし。

渡辺 私には最年少キャラは無理だなと思って(笑)。最初はそれで通そうと思ったんですよ。でもキャラ的にちょっと無理だなっと思って出さなくなりました。

衛藤 妹っぽさってこと?

渡辺 そうです。でも甘えるのは普通に好きだし、楽屋の中でもわりとはっちゃけてるタイプなので。

衛藤 そうだね。リハーサル中、北野とみり愛がずっと飛び跳ねててヤバイんですよ(笑)。私は、「はい、休憩」って言われたらすぐ座るんですけど、2人はみてるこっちが拍手したくなるくらい元気(笑)。お姉さんメンバーでいつも話してるんですよ、「北野もハタチに見えないし、みり愛も16歳に見えないし、どっちもすごいよね」って。若さを痛感します。きっと体のむくみとかもないだろうし、いつもコンディションが一緒だし、「私の努力って…」とか考えちゃう(笑)

――おとなになるとそういう体のケアを考えるようになると思いますが、渡辺さんはそのへん意識してますか?

渡辺 意外に気にしますよ。私も足がむくむし(笑)、動いてるわりにはその後で後悔するぐらい疲れるし。私、メークのことも知らないまま乃木坂に入ったから、あんまり自分を磨くことも知らないまま3年間過ごしてきたので、いろいろ気になるんです。

衛藤 でもまいちゅんにライン引いてもらったりしてるよね?

渡辺 そういう時に、お姉さんメンバーに「メークしてーっ!」ってやってもらったりします。

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