全国ツアーを終え、またひとまわり大きくなった乃木坂46からみさ先輩とまいやんの最強タッグが降臨!右を向いても左を向いても美女しかいない夢のような世界へようこそ!

福岡の衛藤一族

――最初にこの夏を振り返ってみたいと思います。まず7月下旬から地方を回る全国ツアーが始まりましたが、ツアーファイナルの神宮とは異なる内容でした。しかも神宮は2月から延期されていたバースデーライブということで3公演すべてセットリストが異なり、過去の全国ツアーと比較しても相当ハードな夏だったんじゃないかと思うんです。

白石 たしか地方公演ラストの福岡の前にバースデーライブのリハが始まったんですけど、地方公演と並行しながらバースデーライブの準備を進めて。

衛藤 例年1ヶ月くらいかけて作り上げるものを短い期間で仕上げて。しかもリハーサルに出られない選抜メンバーも多くて、まいやん、ななみん(橋本奈々未)、なーちゃん(西野七瀬)あたりがなかなかリハに出られなかったりする中、(伊藤)かりんちゃんとかアンダーメンバーの子がみんなを助けてくれたんです。

白石 さらに生駒ちゃんとかは舞台の稽古も並行してやってたから、私たちよりももっと大変だったと思う。だから、ちょっと上から目線になっちゃうけど、本当にみんなはよくやったと思う!(笑)。みんな頑張ったなっていう印象です。

衛藤 みんなで支え合ってできたライブだったと思います。でも個人的には地方で温めてきた、例えば赤と青の2チームに分かれた演出とかも東京でもやりたかったなという気持ちが最初はあって。

――僕も地方公演をいくつか観ましたが、がっちり作り込まれた演出だっただけに東京で披露できなかったのはもったいないですよね。

白石 本当にそれです。

衛藤 みんな言ってたよね、「東京でもやりたかった」って。

――実は福岡公演のとき、どうも後ろの席に衛藤さんのご親族がいらっしゃったようでして。衛藤さんが近くに来ると、後ろから「美彩ちゃーん!」とすごい声援が聞こえてくるんです。

衛藤 あっ。そのお話、よくいろんなところから耳にします(笑)。いつも福岡でライブをするときは家族や親戚の席を用意してもらうんですけど、今年はマネージャーさんから「美彩、親戚増えたの?」って聞かれて。どうも衛藤家で19人ぐらい用意してほしいと言われたみたいなんです。

白石 ええーっ、そんなに!?

衛藤 私も知らないうちに親戚が増えたのかなと思ってお母さんに聞いたら、どうも家族ぐるみの友達とかも入れて19人だったらしくて(笑)。私自身も1年に1回しか帰省できないし、特に九州は握手会もないから熱量がすごかったんだと思います。でも、そういう話を聞くと嬉しいですね。

──地方公演にはそういう面白さがありますよね。地方公演の演出についてもう少し話を聞かせてください。あの赤と青の2チームに別れる演出は選抜/アンダーがミックスされた編成で、例えば白石さんが普段のステージで歌うことのないアンダー曲を歌っていたのが個人的にはすごく新鮮でした。

白石 「嫉妬の権利」ですよね。

衛藤 よかったね、本番でも歌えて(笑)。

──えっ、それはどういうことですか?

衛藤 実は、たまに2人でカラオケに行くと、まいやんは「嫉妬の権利」をめちゃめちゃ熱唱するんです。

白石 あの曲は思いっきり歌い上げると、本当に気持ち良いんですよ。なんならちょっと踊りながら歌ってますし(笑)。

衛藤 ツアーではまいやんが赤組で私は青組だったんですけど、まいやんが「嫉妬の権利」を歌ってるときは私、裏で着替えのタイミングでいつも歌ってるのを聴いてました。

過酷な神宮ライブ

――そういうことがあったんですね(笑)。この夏は桜井(玲香)さんがツアーを欠席したり、橋本さんや若月(佑美)さんは体の不調を訴えたりと、皆さん体力的にもかなりギリギリだったと思います。そんな中、白石さんと衛藤さんは最後までがっつりやり抜いた印象があります。

2人 いやいやいや

衛藤 私も肩こりとか睡眠不足とかはあったけど、テーピングしたり病院に行ったりというのはなかったですね。去年の西武ドームのときはヤバかったですけど、今年は元気でした。

白石 私は神宮本番前から風邪で喉が徐々にやられて、初日はなんとか声が出たんですけど、2日目からはちょっと厳しくて。でも体の痛みとかはなかったです。

――だからこそ神宮後の全国握手会で白石さんが途中欠席になったときいて、びっくりしたんです。

白石 あの日も体は元気だったんですけど息を吸うとむせてしまって、そのせいで会話が続けられなくなって、途中から欠席になってしまったんです。

衛藤 7人欠席だったもんね。あの全握は今まで活動してきて、3本の指に入るぐらい大変な1日でした。体調が悪いのはどうにもならないし、そこはみんな休んでほしいんだけど、そうなるとその休んだ子たちのファンの方が他のレーンに行くわけですよ。抜けた7人以外のメンバーでそこを補うわけですから、本当にチーム戦だと思うんです。

――チーム戦ですか。

衛藤 そうです。私、個別握手会は個人戦だと思うんですけど、全国握手会はチーム戦だと思ってるんです。あの日も(秋元)真夏とずっと「やばい!うちら体力持つかな」って話てたんですけど、なんとか最後まで楽しく過ごすことができました。

――昨年の夏も舞台やドラマ、全国ツアーとかつてない忙しさだったと思いますが、今年はツアーが終わってもその忙しさが続いてる印象があります。それに順応してるメンバーの皆さんは本当にタフだなと思います。

衛藤 個人的に、去年の西武ドームがターニングポイントだと思っていて。あれを越えられたなら、神宮3日間も大変だろうとは思ったけど、なんだかんだみんなで乗り越えられると思ってたし、みんなの限界値もどんどん高まってるから、流れに乗って越えられる感じなんです。それに大変は大変だったけど、それ以上の喜びや楽しみがあったと思うし。

――では神宮ライブがすべて終了した後、最初にしたことは?

白石 リハーサルのメモを全部捨てました(笑)。実は1日目から終わるごとに、そのぶんのノートを終わった瞬間に捨ててたんです。

衛藤 捨てるという行為によってリセットされるんですよ。これは以前テレビである俳優さんが言ってたことなんですけど、この芸能のお仕事をしていると過去に縛られることが多いから、昔やった表紙やメモ、舞台の台本とか全部捨てたほうがいいらしくて、それを真似しているんです。そうすることで、頭の中も整理できますしね。

――なるほど、そういうリセットの仕方もあるわけですね。すごくありがちな質問ですけど、次はどの会場でやりたいという願望はありますか?

白石 私はまた代々木でやりたいな。代々木、好きなんですよ。

――代々木って客席側も見やすいですよね。ぜひ、武道館で円形ステージでやってほしいですね。

白石 あーっ、360度開放で。それもいいですね!

衛藤 私は全国のドームにも立ってみたいし、そこを埋められるようになりたいなっていう気持ちもあります。福岡ヤフオクドームとかすっごく大きいじゃないですか。あそこを埋められたら、九州でもこれぐらい集められるんだっていう、ひとつの結果につながるんじゃないかな。

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