似ている人

――ちょっと話題を変えましょう。おふたりは性格が合ってると思いますか?

衛藤 これは私がずっと思ってることなんですけど、まいやんとは高校時代に会いたかったなって。

白石 よく言ってるよね、それ(笑)。2人ともテンション感が一緒なんですよ。

――相当テンションが合わないと、2人でカラオケはまず行かないですもんね。2人でいるとき、仕事の話はしますか?

白石 結構するよね。とはいえ、そこまでヘビーな話はしないですけど。

衛藤 「こういうことがあったんだけど」「そっかー」みたいなノリですね。なーちゃんも同じようなこと言ってたけど、メンバーってどこか「仕事仲間」という印象があって。だからオフの日は一般の友達と合うことが多いんですけど、そんな中でもまいやんはメンバーなのに友達にもなりうるという、不思議な存在なんです。

白石 私もプライベートではあまりメンバーと会わないけど、美彩とはよく会うんです。

衛藤 でもそんなにベッタリなわけでもなくて。

白石 ちょうどいい距離感なんです。

ではお互い、相手のどこが魅力的だと思いますか?

衛藤 これ、答えるのが一番恥ずかしい質問ですね(笑)。まいやんにイヤホンか何かしてもらってから答えたい。

白石 ふふふ(笑)

衛藤 私はいいところだけじゃなくて、その人の欠点も含めて好きになりたいんですよ。そこも含めて愛せるみたいな。じゃないと、関係が続かないじゃないですか。そういう意味では、まいやんはすごく人間味がある人で、クールで美人だけど好き嫌いもはっきりしてる。しかもテンション感がとても合うから、一緒にいるとすごく気が楽なんです。

――衛藤さんにもそういう面があるんじゃないかと思うんですが。そういう意味では2人は似てるのかもしれないですね。

白石 確かに美彩も物事をはっきりと言うタイプだし、そこは似てるのかもしれない。私からしたらなんでも話しやすいし、話したことに対して真剣に聞いてくれるし、そういうところはメンバーの中でも唯一の存在なのかな。

衛藤 でも性格は全然違うよね。

白石 うん、違うね。

衛藤 仕事に対する責任感とか取り組み方は似てるような気がします。だからまいやんを見ていると私も頑張ろうって思えるし。あと、あまり休まないところもそうだし、リハはかならず出るようにするとか遅刻しないとか、そういったところも似てるかもしれない。

――こんなに忙しかったら、1日ぐらいサボりたいと思うことはないですか?

白石 甘えたくなることはたまにあるけど…基本的にないですね。

衛藤 代わりがたくさんいるのが私たちアイドルの世界なので。私が休んでも、アンダーが入ればその穴は埋まるわけで。私は6枚目「ガールズルール」の頃、ずーっとななみんやまっちゅんのポジションに入ってたからこそ、そこに執着していて。意地でも休みたくないなって思っちゃうんです。

乃木坂の未来

――ちょうど先日、3期生も決定しましたが、彼女たちにはどういうことを望んでいますか?

衛藤 私たち1期生は乃木坂46がまだ何者でもない時代からグループを作り上げてきたじゃないですか。2期生が入ってきた時は正直とまどいがあったけど、ここまでいろんなことを一緒に乗り越えてきたから、チームとしての一体感が強まった。そこに3期生はいきなり入ってくるわけじゃないですか。どう接してあげたら彼女たちにとっていいんだろうかというのは考えますね。

――単純に「テレビで白石さんや衛藤さんのことを見てきた人」たちが入るわけじゃないですか。そういう意味では、距離のとり方がすごく難しそうな気がしますが。

衛藤 悪影響は及ぼしたくないなぁ。中には私たちの半分の年齢の、12歳の子もいるし。

白石 ひと回り違うからね。

衛藤 悪気もなく、テレビで見ていた頃の感じで「まいやん!」とか読んでくる子、いそう。

白石 それは”おこ”ですよ!常識的に考えて、初めましてでいきなりそんなふうに馴れ馴れしく呼ばれてもねぇ(苦笑)

衛藤 それが高校生ぐらいだったらダメだけど、ついこないだまでランドセルを背負ってた子に「まいやん」って言われたら…

白石 「な〜に?」って言うけど(笑)…うーん…そういう感じだと外に出た時に困るので、やっぱり注意すると思います。

衛藤 そういう点では私、「みさ先輩」ってあだ名で良かったなって思います。正直最初は嫌だったんですけど、(伊藤)純奈とか下の子たちが「先輩」とか「みさパイセン」とか親しみを持って言ってくれると、初めて「このあだ名で良かった」と思いました。だから3期生にもいつかはあだ名で「みさ先輩」って呼ばれたいです。

――では欅坂46についてはどうでしょう?これまで乃木坂メンバーに欅坂46の話を聞くと、それぞれ異なる意見が挙がるんですよ。中でも面白いなと思ったのは、橋本さんが言っていた「『欅坂の勢いすごいですね?』って言われることで、相対的に乃木坂の勢いが停滞してるみたいに見えるのがすごくイヤだ」という意見でして。

白石 たしかにそれはあるかも。

衛藤 「今年はこれが流行りです」と言われたら、その他のものは流行ってないみたいに見えちゃいますしね。私たちがよく「AKB48の公式ライバル」と呼ばれてた頃と今の欅坂は同じなのかな。だからここから、5枚目と6枚目ぐらいになったときが本当の勝負だと思いますよ。

――そもそも乃木坂にとっての欅坂って、切磋琢磨していくために必要な相手なんでしょうか?

白石 それよりも、まずは勢いが停滞してると言われないように、乃木坂がもっと大きくなっていかないとダメだよね。

衛藤 もっとすごいグループにならないと。それに私たち自身、まだまだ全然だと思う。周りはすごいと言ってくれるけど、メンバーがそこを過信してしまったら終わりだと思うんです。だって上にはAKBさんというすごい人たちがいて、アイドルという枠の外にはさらにすごい人たちがいるわけで。アイドルの枠の中で「すごいですね」と言われても、その看板をとったらどうなのかわからないので、そういう危機感は常に持っていたいと思います。