渡邉 気づいてほしいのかもしれないけど、そのウジウジしている時間は何なんだろう?って思っちゃうし、もし悩んでいるなら自分から誰かに相談すればいいし。相談したくないんだったら、それを隠せばいいと思うし。どっちかにすればいいのにな、って思っちゃう。

長濱 理佐はレッスンとかでも、体調が悪いのを隠すので、突然フラッとなったりして……。私はすぐに泣いたりしちゃうので、理佐みたいに自分をコントロールできる人に憧れるんです。

――あふれる感情を抑えるのはなかなか難しいですよね。

長濱 でも、じつは理佐もめっちゃ泣くけどね(笑)

渡邉 泣いちゃう。もらい泣きだけど。そういうときは人前でも気にせず泣く。

長濱 欅坂に入ってから、いろんなことがありすぎで、さらに涙もろくなった気がするよね。

渡邉 うん。私、ねるの話をすると涙が出てきちゃう。

長濱 えぇ〜なんでよ〜。

渡邉 この前、インタビューで、けやき坂46にねるが加入したときの話をする機会があって。それで、いろいろ話している途中でポロってきちゃって。やだなぁ……悲しい……。

長濱 どうして、泣かないでよ(笑)

渡邉 なんか、なんか……あの時は本当に納得できなくて、スタッフさんに「なんでですか?」って聞いたんですよ。これから欅坂46がいよいよ始まっていくっていうタイミングだったから、私たちだけじゃダメなんだ……と思っちゃって。それで……(涙がこぼれる)。あぁ、もうごめん……なんでだろう、もういやだぁ〜。

長濱 (そっと渡邉の背中に手を置く)

渡邉 あのときは受け入れられなかったけど……でも今考えたら、それがなかったら、ねるもいなかったし、けやき坂46の子たちも入ってこなかったんだ……って思うと、なんていうか……。

長濱 もういいよ。気持ちは伝わってるから。

渡邉 いろんなことが違っていたのかな?と思ったら悲しくなっちゃうし、あのときの自分の考え方って最低だったな……って思う。

長濱 そんなことないよ。

――それはある程度、しょうがないことだと思いますよ。それよりも、その時の自分の気持ちをこうやって素直に話せることが素晴らしいと思います。しかも本人の目の前で。

渡邉 最近になってやっと言えるようになったんです。ずっと言えなかったから……。でも、ねるは、本当にすごい努力をしていると思います。女の子が20人もいるなかに一人であとから入ってきて、ずっと一人で「けやき坂46」で頑張っていて……。自分だったら絶対に無理だと思うし……尊敬します!

長濱 いやいや、やめて(笑)。でも、ドラマきっかけで距離が縮まってよかった。

渡邉 それまで、ほとんど喋らなかったもんね。

長濱 お互いに人見知りだし。

渡邉 最初は「ねるちゃん」って呼んでたけど。

長濱 私も「りさてぃん」って呼んでた。

渡邉 なんかちょっと距離感があったね。

長濱 でも、今は「りさ」「ねる」って呼び合えるようになりました。

友情

――お2人は趣味や好きなものが違いそうなので、一緒に遊びに出かけたとしても、単独行動をしているようなイメージがあります。

長濱 まさにそうだと思います。お出かけする時は効率的に考えちゃうんです。ここのお店に行ってから、ここに寄って……みてに、あらかじめルートを全部決めておかないと安心できない性格で。

渡邉 私もそう!出かける前にイメトレする。

長濱 わかる!イメトレするよね!

渡邉 駅の何番出口から出て、こういう道順で……とか頭でいろいろ計算して。

長濱 えぇ〜!?まったく一緒!電車の車両もでしょ?

渡邉 そう、すっごい大事!改札に近い車両に乗る。

長濱 めっちゃわかる(笑)

渡邉 だから出かける時は一人がいいんだよね。

長濱 そう、だから一人なんですよ!

――ものすごい共感しあってますね(笑)。メンバーと買い物には行かない?

渡邉 自分に合わせてもらうのが申し訳ないので、買い物は一人がいいかなって思っちゃいます。自分のペースで行動できるので。

長濱 そのわりに、めっちゃ悩むよね。洋服とか(笑)

渡邉 すごいわかる〜!

長濱 メンバーと一緒だったら、悩んでいる時間を待たせちゃうのが申し訳ない。

渡邉 そうそうそう。

――お二人とも気遣いのできる人なんでしょうね。

長濱 どうだろう?でも、理佐を見ていると、それはすごく感じます。

渡邉 えっ……ねるのほうだよ!

長濱 いやいや。

渡邉 ねるは自分が何かをするとき、絶対に最後なんですよ。たとえば、ケータリングもほかのメンバーが取ってから、ねるが最後に行くし。エレベーターも必ず最後に降りるし。そういう心遣いがある子なんですよ。気が回るっていうか。これは、お世辞とかじゃなくて、本当にそうなんです。

――でも、長濱さんのそういう行動をちゃんと見てくれえいる、って嬉しくないですか?

長濱 めっちゃ嬉しいです(笑)

――これが一番モテるパターンですよ!

渡邉 えぇ〜!?どういうことですか?

――人のさりげない行動や、なかなか伝わりにくい厚意に気づける人って、男女問わずモテますよね。

長濱 しかも本人に直接言わずに、別の人に伝えるっていうところも!(笑)

渡邉 やだやだ!全然そんなことない。ワガママの塊!

長濱 あはは。照れてる(笑)

――ところで、『徳山大五郎を誰が殺したか?』では、渡邉さんが長濱さんのことを身を挺して守るシーンがありましたが、女の友情って成立すると思います?

渡邉 成立しますよ!

長濱 うん、そう思います。

渡邉 地元の中学・高校にもそういう親友がいます。

長濱 私も小学校で一人、中学校で一人います。でも女の友情って、本当にめっちゃ脆くて。すぐに裏切ったりもするし。

渡邉 そうだね。だから、上辺だけの関係が本当に嫌で。狭く深く付き合いたい。

長濱 本当にそう!

渡邉 でも、たしかに脆いかもしれないけど、そういう親友が一人でもいればいいかなって私は思います。

――では、もしも、お2人が昔からの大親友だったとして、同じ男性を好きになってしまったらどうしますか?

渡邉 私とねるが同じ人を好きになったら……。

長濱 えっ、もう言いたい!

渡邉 私も決まっています。

――迷いが一切ないですね(笑)。では「せーの」で同時に言いますか。

2人 せーの……「譲る」!

――おぉ!完全にシンクロしました!

2人 きゃぁぁぁ!(席を立ち上がってハイタッチ)

長濱 一緒だったね!

渡邉 うん、絶対譲る。ねるじゃなかったとしても譲ります、私は。

長濱 私も親友のほうが大切だと思っちゃう。

――その人のことを死ぬほど好きだったとしても?

渡邉 はい。

長濱 やだ。そんなので……。

渡邉 そんなごときで……。

長濱 この友情を!

渡邉 崩されたら!

長濱 たまらない!

――あはは。ポケモンのロケット団の登場シーンかと思いましたよ(笑)。今日は“りさねる”コンビの友情をたくさん知ることができた対談でした。「カプヨタ」方も喜んでくださると思います。

渡邉 あ!握手会でまたなんか言われる!

長濱 言われちゃうね(笑)


渡邉理佐 1998年7月27日生まれ、茨城県出身。言葉は強いのに行動は優しい。塩キャラメル少女。目の前でアイスをこぼしたくなるアイドル選手権において、その逸材っぷりを見せつけ殿堂入りを果たしたことは記憶に新しい。愛称は「ベリサ」。

長濱ねる 1998年9月4日生まれ、長崎県出身。外の世界に憧れて飛び出してきた、坂の街のネルンツェル。父から時々届く「長崎新聞」の占いに、絶対的な信頼を寄せているのでファンは要チェック。幼少期は花を食べて育った。愛称は「ねる」。