モデルとして活躍する西野七瀬、バラエティ番組で存在感を発揮する秋元真夏と高山一実、そしてグループを統率する桜井玲香はいずれも、最新シングルで10福神に選ばれた22歳。グループ内での立場をどう受け止めているのだろうか。

高山 私は乃木坂46の活動で、あまり世代を意識することはないかな。5年間かつどうしてきたから1期生は同じ世代という感覚なんです。

秋元 そうなんだ。わたしはかずみんと同じ年だけど、大人っぽいユニットにも、若いユニットにも入らないんです。だからいわゆる「中堅」という位置にいるのかなと思うときはあります。

桜井 私はキャプテンという役職を与えられているから、「年代関係なく全体を支えていこう」と意識しています。でも、自分の年代が「どっちつかず」で「中途半端」だと思うときはありますね。でもそれは「自由」ととらえて、柔軟に活動できる市にいると考えています。

飛鳥の背中を押してあげる

西野 私たちの年代が率先して中心になろうというより、今回センターになった飛鳥など若い子の背中を押してあげながら、一緒に頑張りたいなという気持ちですね。

秋元 飛鳥は以前から「次世代センター」と言われることもあったし、去年からポジションに関係なく注目度が高かった。そんな子がついにセンターに立ったことで、乃木坂46は新たなステージで戦っていくのかなという気がします。

高山 モデル活動を始めてから、「飛鳥ちゃんってかわいい」という声をおよく聞くようになったんです。GirlsAwardさんに出させてもらったときに、飛鳥のうちわやタオルを持ってる方が多かった印象があります。

西野 飛鳥が隣のポジションになるのは初めてなんですけど、スタイルが良くて顔が小さいので、私は少し後ろに下がらなきゃいけないなって。

秋元 ちょっと!そんことを言ったら私が怒るよ。私なんて飛鳥の後ろにいるのに前にいると思われちゃう(笑)。

4人はそれぞれのフィールドで個人活動をしている。西野は9月に配信される福田雄一監督のSFドラマ『宇宙の仕事』に出演。桜井は『Mr.カミナリ』や『リボンの騎士』といった舞台への出演経験がある。高山と秋元はそれぞれ『しくじり先生』『Qさま!!』といったバラエティ番組に出演して爪あとを残している。外側から乃木坂46を見ることで気づくこともあるようだ。

西野 『宇宙の仕事』は福田監督の作品に出たいなという願いがかなってすごく嬉しかったです。ムロツヨシさんや菅田将暉さんといった、豪華な俳優の方たちに囲まれての撮影で。みなさん「いかに台本にないセリフを言うのか」に勝負をかけているんですが、フィッティングの段階で、「西野は台本通りでいいけど、ほかの出演者は台本にあるセリフはしゃべらないと思っておいて」と監督に言われていたんですよ。みなさんのアドリブのセリフが面白すぎて、笑いを堪えるのがこんなに苦しい現場は初めてでした。

桜井 『リボンの騎士』に出演させていただいた時は、「アイドルは歌も芝居も中途半端だろう」という世間からの偏見を肌で感じたし、その偏見を自分が変えていきたいなと思いました。体当たりで挑むことで、共演者の方に最後は認めていただいたと感じられたのがうれしかったですね。

高山 そうだったんだ。バラエティの現場では「乃木坂46ってめっちゃすごいね」と言ってもらうことが多くて、共演した方は乃木坂46のことを応援してくれるようになるんです。アイドルだからって冷たい視線を感じたことはないですね。ただ、自分が入口になって乃木坂46のファンになっていただいても、結局は別のメンバーに推し変されることが多いんですよ(笑)。

西野 なな(西野)もそのパターンあるよ。

高山 本当!?

西野 握手会で別のメンバーを推してる方から「乃木坂46を知ったのは、なーちゃんがきっかけだったよ。ありがとう」って言われることがけっこう多い(笑)。ちょっと複雑ですが、でもうれしいことですよね。

高山 『乃木坂工事中』や『NOGIBINGO!』と他の番組では、私たちに求められていることが違うんです。番組ごとに空気を感じ取らなきゃいけない。といっても、いまだに理解しきれてなくて一生懸命取り組んでる状態なんですけどね。

秋元 うん。探りながらだよね。周りから「良かったよ」と言ってもらえても自身が持てないこともあるし、何が正解なのかは番組収録が終わってもわからないことがあって。オンエアを見て考えこむことも多いんです。

桜井 最近は女の子のファンも増えてきたよね。

秋元 モデルさんを好きになる女の子って多いじゃないですか。モデルのお仕事をしてるメンバーが入口となって、乃木坂46のファンになる子がふえてるのかなって。

高山 まいやんがファッション雑誌の表紙を飾ることが当たり前みたいになってきてるけど、限られた人じゃないとできないことだからね。なーちゃんも『non-no』9月号で単独表紙が決まってるし。

西野 去年の4月に『non-no』モデルになった時から表紙を目標にしてはいたけど、こんなに早く実現するとは思いませんでした。最初から意識していたのは、自分がモデル体型ではないからこそ読者の方と近い距離感が出せたらいいなって。背が高いわけでも特別に足が長いわけではないことを、強みに変えようと思ったんです。

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