――素晴らしい!なんなんですか、その負けず嫌いは?

守屋 その前のモノマネの回あたりから、せっかくやるなら優勝したいという考え方になってきたんです。モノマネのときも、ずっと部屋で練習してました。ベッドの上に立って、ドレッサーの鏡で自分の姿を見ながらモノマネするんですよ!(笑) だって番組を1年近くやっていく中で、最初は自分の出し方もわからなくて。全然面白いこともできないからテレビにもあまり映れなくて、そういうのが続いて悔しかったというのもあったんだと思います。

――せっかくなら爪痕を残したいですものね。

守屋 そうなんです。それができるようになるまで、なかなか時間がかかりましたね。

――今の話を聞いて思いましたが、守屋さんってストイックですよね。

守屋 そうかもしれないです。だから常にどうしたらいいか、どうしたらうまくいくかを考えてます。

――グループのために自分はどうしたらいいのかも考えたりしますか?

守屋 それはやっぱり考えますよ。欅坂はパフォーマンスを武器にしていきたいと言ってるけど、でも自分は現時点ではまだ全然足りてない。そこは本当に頑張りたいなと思ってます。最初の頃はダンスが下手と言われ続けていたんで、それも悔しくて、本当に「見返してやる!」っていう考えしかなかったので(笑)

――そういういろんなことが、守屋さんの原動力になっているわけですね。

守屋 はい。もしかしたら私、なにか言われて伸びるタイプかもしれない。それに対して悔しくて動いたりするから。

――なるほど。学生の頃、部活でもそういう面ってありましたか?

守屋 学生の時は褒められたくなかったんです。褒められるとそれを維持しなくちゃいけないと思っちゃって、怖くなっちゃうんですよ。「今は褒められたけど、次は褒められないかもしれない」って考えちゃうから、むしろ自らダメなところを言われたい派でした。でも今はそれなりに褒められないと「あれ、やばいかな?」と思っちゃうので、モチベーションを保つために適度にほめて欲しいかな(笑)

――「褒められるとそれを維持しなくちゃいけないと思って怖くなる」というのは、面白い考え方ですね。それが最初の保険じゃないけど、自分で逃げ道を作っておくところにもつながるのかな。

守屋 ああ、そうかもしれないですね。それは自分でも気づいてなかったな(笑)

初めての存在

――では、「サイレントマジョリティー」以降、グループの中でのポジションいついてはどう思ってますか?

守屋 この世界は、そういうこともしょうがないという考え方ですね(笑)

――そこは自分で納得しつつ。

守屋 はい。そのポジションをいただいたら、今の自分にはここが向いてるんだと思って、そこで自分がいかにその役割を果たせるかと考えます。でも「期待に応えられてるんだろうか?」とも、ずっと考えてますね。

――前に行きたい、1列目に立ちたいという気持ちは?

守屋 何事においてもピックアップされるのはフロントメンバーなので、そういうときは「いいなぁ」と思うし、やっぱり前に行ったら見える世界も変わるのかなとは考えますね。でも、そういう「いいなぁ前に行きたいなぁ」みたいな気持ちは1枚目の時のほうが強かったかな。2枚目のときに再び2列目の真ん中の位置をもらって、今のポジションがより好きになったんです。前の子たちがよく見えて、センターからいろんなことをたくさん学べる位置なので、自分の成長に繋がるなって。それにテレビ収録のときはセンターが抜かれると自分も映ることが多いし、パフォーマンスも平手(友梨奈)ちゃんの近くで踊ることによって「自分が足を引っ張っちゃいけない」と考えて頑張ろうって思うし。そういう勉強になる位置なんですよ。だからこのポジションに合った人物になりたいと考えるようになりました。

――それはすごく前向きな考え方ですね。

守屋 はい。でもテレビ収録では1列目とそこまで差を感じなかったのに、MV撮影になるとすごくかけ離れた存在みたいに見えちゃって。特に1列目はリップシンクがあるから、そういうところを見ちゃうと「あぁ、いいなぁ」と羨ましく思っちゃう。目指すは1列目ですけど、でも2列目でいろいろ蓄えて勉強になることはたくさん吸収して、いつかフロントに立てる日が来たら実力を発揮できるようにと思って、今はここの位置を極めようと思うようになりました。

――もし別のポジションだったら、そういう考えには至らなかったかもしれないですよね。

守屋 たぶんならなかったでしょうね。

――そんな頑張り屋さんの守屋さんですが、ストレスってどう解消してますか?

守屋 私、知らず知らずに溜め込んで、体に出て気付くタイプなんです。一度円形脱毛とかになってるので、知らず知らずのうちに溜め込んじゃうタイプみたいで怖いです。でも最近は、好きなモデルさんとか好きな女優さんがやってる美容法を調べるのが楽しくて、暇さえあればいつも見てるんですよ(笑)。つい最近はお風呂から上がった後、体を拭かないでオイルを付けることを知って、早速実践してます。

――そういうことが、今はストレス発散につながってる?

守屋 なってると思います。

――自分は大丈夫だと思ってギリギリまでいっちゃうところも、さっきの激辛の話につながるというか。本当に真っ直ぐな人なんですね。あと守屋さんというと、平手さんをはじめメンバーからすごく懐かれてるイメージも強いですよね。

守屋 最初の頃は自分のことを考えるだけで精一杯だったんですけど、最近はメンバーのために何かできることはないかとか、他の子が悲しんでたらどう勇気づけてあげられるかを考えるようになって。そういうところも、昔と比べて変わりましたね。さいきんはてっちゃん(平手)とご飯を食べに行ったり相談を聞いたりすることが増えたんですけど、もともとメンバーと遊ぶのが大好きだから、ただ遊んだり話したりするだけじゃなくて、悩んでたら解決してあげられるような存在になれたらいいなと思ってます。

――それって例えば、部活時代に後輩がいたときも同じように接していましたか?

守屋 学生時代も後輩のことは大好きだったんですよ。私をすごく慕ってくれる子が好きで、「わーっ、カワイイ!」って楽しくなっちゃうんです。でも、あの頃は「誰かの役に立ちたい」なんて考えたことはなかったなぁ。そもそも、まずそういう相手に出会ったことがなかったし。この世界に入って初めて会いましたもん、メンバーという大切な存在に。

――何が違ったんでしょうね?

守屋 やっぱり学生の時って、女の子はよく上辺の付き合いとか言われるじゃないですか。当時はその意味がよく分かってなかったんですけど、今思い返すとすごい気を遣った会話をしてたなと最近気がついて(笑)。でも、いまなんてメンバーに対して全然気を遣わないで、思ったことを包み隠さず話せるし。そうやって思ったことを素直に打ち明けられる相手に、この歳で出会えるなんて思ってもみなかったので、今の自分は本当に恵まれてるなぁと思います。本当にみんないい子だし、みんなのことが大好き。この人たちのためなら、自分はどんなことだって頑張れると断言できます。だから本当に欅坂に入れてよかったと思うんです。


守屋茜 1997年11月12日生まれ、宮城県出身。色っぽさでファンの頬を茜色に染め上げる。欅坂46のフェロモンマシーン。メンバーとのイチャイチャ写真を載せた「ラブラブログ」なるものを定期的に投稿。次なるターゲットに注目が集まっている。愛称は「あかねん」。