橋本奈々未、卒業発表。10月19日25時から放送された特別番組『乃木坂46のオールナイトニッポン』。そこで彼女は、来年の2月20日をめどに、乃木坂46からの卒業、そして、芸能界からの引退を発表した。それから数日後、卒業についての彼女の正直な言葉を聞いた。

卒業発表後の反響、芸能界引退後の進路は

――卒業発表についてですが、かなり話題になりましたね。

橋本 思ったよりもニュースで取り上げてくださって。びっくりしました。普通に流されると思っていたので。

――発表した今、正直、どういう気持ですか?

橋本 ……まだ実感はないんです。ずっと自分の中にあったことを発表して……今は、いろんな人たちの反応を見てるって感じです。

――かなりさまざまな憶測が飛び交ってますよね。「卒業だけじゃなく、芸能界引退って?結婚するんじゃないか?」みたいな。

橋本 しないです(笑)。「そんな意味ないのに、なんでそう捉えるの?」って思う意見が多いですね(笑)。私はもともと普通にパッと発言したことが、深読みされやすい立ち位置にいるらしいので、かなり発言には気をつけてきたんですけど。……やっぱり今回も変な想像とか、あらぬ噂を立てられているので。「そういう言葉に、いかに無関心で自分のままで居続けられるか」ってことを考えています。

――それだけ「芸能界引退」という言葉にはインパクトがあったんですよね。ちなみに芸能界引退後はどうしようか考えてるんですか?

橋本 やっぱり私は、働いているべき性格というか「“働くこと”が生きていくうえでのモチベーションにつながっていくタイプ」だと思っているんです。だから、お仕事が変わっても、「自分がやるべきことだ。どう貢献できるかな」と考えて、行動していくことが一番嬉しいことになっていくと思います。

――次にやる職業の候補はあるんですか?

橋本 今、候補はいくつかあるんですけど、具体的にはまだですね。でも乃木坂46のような表舞台に立つものではなく、人を後ろから押し出すくらいのほうが、適職かなって思います。

ファンがいなければ続けてこれなかった

――卒業まで、約4ヶ月です。

橋本 そうですね。怖いです。

――「怖い」ですか。

橋本 私、20歳になるとき、すごくイヤだったんです。

――ほう。なぜですか?

橋本 “未成年”っていう、縛られながらも守られていた場所から開放されてしまうのがイヤで。「すべてが自分の責任にはならない」という甘えられる場所にすがっていたかったんですよね。高校時代に憧れていたたくさんのことが、いつの間にか怖くなってしまって。19歳の頃が、一番恐怖でした。

――「縛られながらも守られていた」。なんか、わかるような気がします。

橋本 それと同じで、乃木坂46にいるときは、「あんなことも、こんなこともしてみたい!」っていう憧れがあったんです。だけど、乃木坂46だから縛られていた部分があって。でも同時に、いろいろと守られてもいたんですよね。私は、芸能界を引退するから、これからすべてのことの責任を自分で取らなきゃいけなくなる。……この年齢ならば、当然なんですけど、自分で「どこまでがよくて、どこからがダメか」ってせんびきもしていかなきゃいけないので……そこは卒業してから一番恐れていることですね。

――なるほど。

橋本 なので、19歳のときに、未成年だったありがたみをひしひしと感じたように、これからの4ヶ月は、乃木坂46にいて守られていたことや、ありがたみを知って、噛み締めていこうと思っています。で、4ヶ月後を、最大限の感謝をもって迎えたいなって。

――ちなみに、ファンの方に伝えたい事はありますか?

橋本 本当にありがたいし、いてくれなかったら、絶対に5年間、続けてこれなかったから。この4ヶ月、精一杯向き合って、最後に「応援していてよかった」と思ってもらえるものを残したいなって思います。……でも、もちろん、今まで応援してくれた気持ちを、この4ヶ月でまかなえるのかわかりません。「いなくなるなんて、自分は何のために橋本を応援してきたんだ!」っていうふうに思うだろうし。ですから、今までもファンの方とは向き合ってきましたけど、これから4ヶ月は、誰よりもファンの方と、寄り添うようにいい瞬間を過ごしていきたいです。

――橋本さんがファンのことをそこまで考えていること。橋本さんのファンがうらやましいです。4ヶ月、きっとあっという間かもしれませんが、たくさん噛みしめて、何よりも楽しんで欲しいです。