強い意志を感じさせるダンスが印象的な欅坂46だが、その歌声に「ハッ」とさせられることが多い。そこで、グループの中でも歌うことが好きな2人の「歌への想い」や「欅坂46楽曲の良さ」を語ってもらいました。

2人が歌を好きになった「きっかけ」とは

――欅坂46の中でも歌唱力のある2人ですが、その前提に「歌が好き」という気持ちがあると思います。歌が好きになったきっかけを教えてください。

石森 小さい頃からモーニング娘。さんのことが大好きで、テレビを観ながらよくマネをしてました。それと、お母さんが常に歌ってるような人だったんですよ。その影響もあって、どこに行くにもお母さんと手をつないで歌って歩くような子どもでした。

今泉 もともと兄がシンガーを目指していたんです。4番目のお兄ちゃんのライブを見に行くようになって、私も歌うことが好きになりました。

――お兄さんはどんな曲を歌っていたんですか?

今泉 EXILEさんが歌ってるようなR&B系の曲でした。というか、お兄ちゃん4人とも歌手を目指してて。

――そうなんですかーお兄さんとしんですかっては「俺の分までがんばってくれ」という想いもあるのかもしれませんね。

今泉 お兄ちゃんも背中を押してくれます。この前の握手会に2番目のお兄ちゃんが来てくれたんですよ(笑)

石森 同じレーンだったんですけど、「今泉の兄です」と言われて驚きました(笑)

――今泉さんは「歌手」を目指していたんですよね。

今泉 実はアイドルになりたいという気持ちはずっとありました。ただ、なかなか上手くはいかなくて諦めようかなと思った時に、お兄ちゃんに「欅坂46(当時は鳥居坂46)のオーディションを受けてみなよ」と言われて、いまがあるんです。

――石森さんが「アイドルになりたい」と思ったのはいつ頃ですか?

石森 幼稚園の年少の時、将来の夢として「アイドル」と書いたんです。「アイドルになりたい」という気持ちが頭から離れることはなくて、高校3年生の進路を決める時期に欅坂46のオーディションを見つけて。高校最後の年なので、これでダメだったら諦めようと思って受けたんです。

――ボイトレに通っていた時期もあるんですか?

石森 そうですね。週に2回くらいレッスンを受けてました。

――アイドルになるには必要最低限の歌唱力がないといけないと思ってました?

石森 どうなんだろう。歌とダンスがしっかりできてるグループは魅力的に感じるんです。48グルーブのみなさんもすごいバフォーマンスをされるじやないですか。

今泉 歌唱力は必要だと思ってます。私、もともとはものすごい音痴で、音程がとれないくらいだったんです。だけど、お兄ちゃんの頑張ってる姿を見て、ボイトレに通ったり、力ラオケに行って練習したりして克服しました。

――音痴は克服できるものなんですね。

今泉 治すのに1、2年はかかりました。力ラオケの採点機能で音程がわかるので、そこに合わせていくんですよ。

石森 私も高校時代は学校が終わると2時間力ラオケに行くと決めてて。ひとりが慣れちゃうと友達と力ラオケに行けなくなるよね(笑)

今泉 行けない(笑)。友達といると採点機能つけないよね。盛り上がる曲しか歌えない(笑)

石森 そう! 本気で歌うところをあまり見られたくない。

今泉 はじめて分かってくれる人がいた! あまり熱唱したら引かれちゃうかりね(笑)。

石森 なんなら合いの手しかやらない時もあって。

今泉 そう! タンバリン持って(笑)

――もし2人で力ラオケに行くなら部屋は別々になるんですか?

石森 一緒に行ったらどうなるんだろう。

今泉 ー回、ガチで歌ってみたくない?

石森 やってみたいね。私はずーみんの本気を見てるけど。

今泉 虹花ちゃんがひとりで歌ってるところを見てないんだよなあ。

――もうー年以上前の話になりますけど、最終オーディションで石森さんが歌ってる姿を観て「すごい説得力がある歌声だな」と思ったんです。

石森 あの時はアイドルらしい曲も歌いたかったんですけど、せっかくなら気持ちが届く曲にしたいなと思って『花は咲く』を歌ったんです。声がカスカスになるくらい音域が高くて、その時の私の技術じゃうまく歌えなかったけど、ただただ気持ちを届けたいと思ってました。

今泉 『FNS歌の夏まつり』で森山直太朗さんの後ろで『さくら』を歌った時、ちょうど虹花が隣で。その時にキレイな声だなと思ったよ。

石森 そんなそんな。全然だよ。

――逆に、石森さんは今泉さんの歌声をどう感じてますか?

石森 泣けます!

今泉 なんでー(笑)

石森 ずーみんが生誕祭の時に『ハナミズキ』を歌ってるのを聴いて泣いちゃったんです。バレないように上を向いて、土生がウチワで扇いでくれました(笑)。歌で感動して泣くことはなかったんですけど、声質なのかな、ずーみんの歌は心に響いて泣けてきちゃうんです。

今泉 え!?(口をアングリと開けて)

石森 グループにこんなに歌えるメンバーがいるのは強みだなって思います。

今泉 うれしー。

――心に響くために感情を乗せようと考えますか?

今泉そんなに深いことは考えてないんですけど、歌う前に必ず心がけていることは、一度、会場を見渡して目を閉じること。それで世界に入ることができるんです。

もっと欅坂46として歌を頑張っていきたい

――樫坂46に入ってから、歌が上手くなるためにしていることはあるんですか?

今泉 自分が苦手だと思う歌を練習するようにしてます。リプロール(唇を尖らしてブルブルブルと息を吐く)でー曲通したり、怪しいなと思ったところはあえて鼻にかかったような変な声を出すといいんですよ。

石森 欅坂46に入った当初はボイトレの時間が長くとれたんですけど、忙しくなるとそうもいかないので。その分、個人でやらなきゃいけないなと思って、お風呂で早口言葉や外郎売りで発声練習してます。あとは鼻歌。普通に歌うと難しくても鼻歌だと音程が合うんですよ。鼻歌でひとつの曲を歌い続けてると曲のトーンがつかめたりします。

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