須藤 と言うより、「楽しくないね、つらいね」って言い合える(笑)。お互い苦しんでいるので、それを分かち合える関係ですね。だから、組閣でチームは別々になってしまいますけど、悲しいとは全然思わなかったんです。たぶんどこにいてもお互いずっと苦しんでいるだろうから、48グループに夢莉ちゃんが存在してくれているだけで私は頑張れます(笑)

――お二人が苦しんでいることって何なのでしょう?

須藤 二人ともアイドルに対する理想が高くて、なおかつ破減的なんですよ。王道アイドルがすごく好きなくせに、自分たちはそれをぶち壊したいという思いがあるから、そこで心が引き裂かれて苦しんじやう。あとは、大人に支配されたくないという気持ちかな。夢莉ちゃんって、「組閣したら卒業します」とか平気で言っちゃっていたんですよ(笑)。もう組閣しちゃいましたけど。夢莉ちゃんファンの中にはあまり”中2″っぽい発言はしてほしくないと思っている方もいると思いますけど、でもやっぱり夢莉ちゃんは夢莉ちゃんですからね。その狭間の苦しみだと思います。

――須藤さんと太田さん似ているんですね。

須藤 中2病って言われます(笑)。二人とも「ライバルは?」と聞かれたら「いない」って答えますし。

――センターを争うNMB48のメンバーは”ライバル”ではない?

須藤 いや、ライバルですよ。ただ、もっと広い視点を持ちたいんですよ。NMB48の中だけで終わりたくないんです。だから、「ライバルは?」と聞かれたらNMB48の誰かを挙げるのではなく48グループの誰かを挙げたほうがいいし、そうじゃないと山本(彩)さんはいつまで経っても超えられないと思うので。もしくは「ライバルはニーチェです」と言ったほうが、外の世界に出て行けると思う。もちろん、NMB48にこれだけ多くのライバルとされるメンバーがいることは頼もしいと思っています。

――やはり山本彩さんは別格であり、超えなければならない存在であると。

須藤 はい、”ラオウ”です(笑)。アーティストだし、かっこいいし、大好きだし、我々の誇りです! そして、山本さんに擦り寄ってくる大人たちに対して「山本彩だけじゃねえぞ!」と見返してやりたいです(笑)

――大阪人は東京への対抗心が強い気質と言われますが、その大阪を本拠地とするグループで特に反骨精神を前面に出しているのが東京出身の須藤さんという構図が、不思議であり面白いと思っています。

須藤 確かに(笑)。私も最初はとても感じましたよ、「NMB48はやっぱり大阪出身のメンバーじゃなきゃ」という風潮を。でも、メンバーもファンの方も温かくて、今ではすっかりNMB48に染まることができました。他の48グループと比べるとNMB48には閉鎖的なイメージがあるかもしれませんが、私もこうやって受け入れてもらえたし、そこは私たち次第で変えられるはず。私たちが積極的に外の世界と絡めば、そのイメージも払拭できると思っています。

――その一環として、小嶋真子さん(AKB48)にガツガツ絡んだり(笑)

須藤 アハハハ! NMB48として上を目指すのはもちろんですけど、48グループのファンの皆さんに楽しんでもらいたいし、私はその部分で貢献したいと思っているので、いろんな人とのつながりを増やしていきたいと思っています。

――さて、先日組閣もありましたが、これからのNMB48は?

須藤 めちゃくちゃ楽しみです!夢莉ちゃんとは離れてしまいますけどね。でも、NMB48にとって停滞感がいちばんの敵だと思っているので、一度壊して、もがきながら新しいものを作り上げたいです。みんなモチベーション高いですよ。「ほかのチームには負けない!という気持ちが強くて、新公演のセットリストのアイデアを出し合ったり、積極的に新しいことにチャレンジしています。

――組閣が停滞感を打破し、また個人の意識向上にもつながっていると。

須藤 はい、そうだと思います。

――組閣をきっかけに、NMB48がさらに上昇できる手応えを……?

須藤 感じています! ファンの方って「前のチームのほうがよかつた」と言う方も多くて、逆にスタッフさんたちは「組閣したほうが新しい風が吹く」って言うんですよ。でも、私はどちらも裏切りたい。前のチームのことは本当に泣くほど大好きだけれど、それよりも絶対いいチームにしてやるという気持ちもあるので、どちらの立場の方も裏切る、「まさかこんなチームになるなんて!」と言われるくらいメチャメチャでヤバいチームにしたいと思います(笑)

――では、来年のNMB48にも期待していいですね!

須藤 ハイ!N・M・BⅡどのチームにも爆発力があると思います。ぜひどんどん期待してください!