「初めてテレビで歌います。しかもセンターで……」――音楽特番でNMB48のセンターとして『僕はいない』を歌い上げた彼女は、一夜にして全国にその名前を知らしめた。わずか半年弱で昇格を決め、16thシングル選抜にも抜擢。次期センター争いの一角に躍り出た山本彩加とは、いったい何者なのか!?

負けず嫌いなので、絶対NMB48に合格したかった

――まずはやはり『ベストヒット歌謡祭』のことからお聞きしたいです。テレビ初歌唱が全国ネットの大型歌番組で、しかもセンター!

山本 今回の出演の話を聞いて、私の中では不安がとてもたくさんあったので、すごく練習をしました。本番ギリギリまで不安でいっぱいで、ずっと緊張していました。

――とてもテレビ初歌唱とは思えない、堂々とした歌いっぷりでした。

山本 ありがとうございます!今まで練習で先生やメンバーの皆さんに教えていただいたことを、本番では出すことができたかなと思っているので、歌い終わった後は達成感がありました。

――先輩メンバーに何か言われたことはありますか?

山本 リハーサルが終わって、山本彩さんや白間美瑠さんに「すごくよかったよ」と褒めていただいた時はすごくうれしかったですね。本番が終わった後も「よく頑張ったね」と声を掛けていただきました。

――歌った『僕はいない』のセンターは、元々渡辺美優紀さんのポジション。やはり背負うプレッシャーも大きかったと思いますが。

山本 まさかセンターで歌わせていただけるとは思っていなかったのでプレッシャーもあったけど、自分にとってすごくいい経験になったと思います。

――NMB48の6周年コンサートでもソ口で「やさしくするよりキスをして」を歌いましたよね。彩加さんはチャンスが来ると燃えるタイプですか?

山本 NMB48に加入したばかりでチャンスの数はまだ少ないので、いただけた時は頑張ってチャンスを生かさないといけないと思っています。もちろん不安や緊張もありますけど、「ここで踏ん張ったら次に何かいいことが待っているはず!」という気持ちで取り組んでいます。

――では話は少しさかのぼりますが、NMB48に入ったきっかけは?

山本 元々NMB48が大好きで、よくCDを買ったりテレビで見たりしていたんです。5期生を募集していることは知らなかったんですけど、それを姉が教えてくれたことがきっかけでオーディションを受けました。

――募集があったら受けようと決めていたんですか?

山本 いや、それが思っていなくて。だから姉に勧められた時も、受けるか悩んだんですよ。でも、一度挑戦してみようかなと思って受けてみました。

――その結果、見事合格しました。

山太 私は負けず嫌いなので、どんどん審査が進んでいくうちに「もう、これは絶対受かりたい!」と燃えるようになって、最後は「絶対合格してやるぞ!」という気持ちで挑んでいましたから、合格したと知ったときはうれしかったです!

――負けず嫌いな性格なんですね。

山本 はい!普段から負けず嫌いで、たとえば運動会のリレーでも「絶対全員抜かしてやるぞ!」という気持ちで走ります(笑)

――活動を始めるに当たって、ご両親から何か言われたことは?

山本 最初は「本当にやるの?」って聞かれましたね。活動が大変なことは分かっていたので、自分がやるべきことはできる限りちゃんとやると約束をして、活動させてもらっています。

――ご両親を説得したわけですね。

山本 はい、NMB48で活動させてほしいと言いました。活動を始めてからはすごく応援してくれているし、私も大変ですけどそれ以上に家族は私のサポートで大変だと思うので、とても感謝しています。

――彩加さんの憧れの人は山本彩さんだそうですが。

山本 そうです。NMB48を知ったきっかけも彩さんだったんですよ。友達に「めっちゃ名前が似てる人がいるよ」と言われてNMB48を知って、好きになったんです。

――名前が似ているという偶然に、どこか連命のようなものを感じてしまうのですが……。

山本 それは私も感じていました。5期生の審査の時にも彩さんがいらっしゃったし、合格した時は「もう、これは運命や!」って思いました!

――ずっと憧れていた人と一緒に仕事をしてみて、いかがですか?

山本 NMB48のキャプテンとして背負っているものはすごく大きいはずだし大変なはずなのに、ステージでは素晴らしいパフォーマンスをされているしグループを引っ張る姿は本当にすごいなと間近で見て思いました。

――彩さんとは親しくなりましたか?

山本 それが、なかなか会う機会がないんです。だから、コンサートなどで会えた時は自分から少しでもと思って積極的に話し掛けています!「NMB48リクエストアワー2016」では名前が似ているということで『ハートの独占権』をペアで歌わせていただいたんですけど、その時はたくさん話しましたね。楽屋での彩さんは、すごくしゃべりやすくて、優しい方。そして、ステージに立ってMCをする彩さんのトーク力はすごいと感じています。私はまだ全然トーク力が身に付いていないので、そこはこれから学んでいかなければならないと思いました。

――彩さんから具体的なアドバイスをもらったことはありますか?

山本 『ベストヒット歌謡祭』の時は、力メラの映り方などを教わりました。テレビで歌うのが初めてだったので、全然分からなくて……。

――コンサートでお客さんに向けて歌うのとはまた少し違いますからね。

山本 そうなんですよ。視聴者としてテレビで歌番組を見ていた時は気付かなかったんですけど、いざ自分がその場に立ってみると「テレビってこんなに大変なんや!」って驚きましたね。いろんなことに気を配らなきゃいけないんだ、と知りました。

目標はNMB48のセンター!先輩の背中を見て学びたい

――さて、6周年コンサートではチームNへの昇格も発表されましたが。

山本 私はまだ昇格できるなんて全然思っていなくて、組閣の発表の時も「誰がどのチームに行くのかな?」くらいの気持ちだったので、自分の名前が呼ばれた時は驚きました。しかも彩さんの新チームNですし、すごくうれしかったんですけど、「まだ半年も活動していない私が昇格してよかったのかな……?」とも思いました。

――今もその気持ちがありますか?

山本 そうですね…。でも、これからはそんなことを思わないくらいの行動をしていきたいと思っています。

――来年1月には自信を持ってチームNの一員としてステージに立ちたいと。

山本 そうですね。

――一方、5期生の中で1人だけ昇格して気まずい部分もあったとSHOWROOMで吐露されていましたが。

山本 同期の中でいちばんに昇格できたことはうれしいんですけど、やっばり正直気まずさもあって、どう接したらいいのか悩みました。自分からはしゃべり掛けられなくて……。でもそんな中でしゃべり掛けてくれたメンバーもいて、とてもホッとしましたね。おかげで今は研究生公演でも団結できていると思います。

――ちなみに最初に声を掛けてくれた同期メンバーは誰ですか?

山本 小嶋花梨ちゃんです。すごくうれしかったですね。彼女だって絶対悔しいはずなのに、「おめでとう」と言ってくれて、応援してくれました。

――あと、同期では、山田寿々さんとライバル関係と言われていますが。

山本 はい。お披露目の時は寿々がセンターで、研究生公演でも寿々がセンターを務めていて、私はすごく悔しかったんです。寿々と私はいつも競い合っているんですが、ライバル関係であるからこそお互い成長できている部分もあると思います。寿々の姿を見ると、「私も頑張らなきゃ」という気持ちになりますから。昇格や選抜は私が先になりましたけど、寿々に負けているところはまだまだあるので、そこも負けないように頑張りたいです。

――負けている部分とは?

山本 歌唱力や表現力は寿々に勝てていないと思うのでもっと磨いて、5期生の中でのいちばんに、そしていつかはNMB48の中でのいちばんになりたいです。

――ということは目標はセンター?

山本 はい、目指しています。ただ、今の実カではまだとても遠いものだと思っています。今回16枚目のシングルの選抜メンバーに選んでいただいたことで、先輩たちの背中を間近で見られるので、学べることは全部学んで、どんどん成長していきたいです!

――次期センター候補として、彩加さんに期待しているファンもいます。

山本 期待していただけているなら、嬉しいですね。でも『ベストヒット歌謡祭』のステージに立った時、自分に足りない部分がたくさんあると感じて。普段から先輩たちのすごさは感じても、実際にステージに立ってみないと自分に何が足りないかまでは気付かない部分もあるので、テレビで歌えたことはとても意味がありました。

――これからやってみたい仕事は?

山本 モデルのお仕事をしてみたいと思っています。雑誌でもショーでも、いろんなお仕事をしてみたいです。

――最後に、山本彩加さんの最終的な夢は何でしょうか?

山本 うーん……。今はとにかくガムシャラにやるしかないと思っているんですけど、いつかNMB48で学んだことを人生に生かして、NMB48で活動してよかったと思えることができたらいいですね。今は先輩たちとの差が大きいので、早くその差を縮められるように頑張っていきたいです!