バイトAKBとしてAKB48グループに入り、そしてドラフト会議で指名され新潟へ移り住んだ荻野由佳と西潟茉莉奈。苦楽を共にし、新潟で深い絆を築いた2人。公演に明け暮れる日々、初めての総選挙も経験した。劇場がオープンして1年、NGT48の「現状」と「未来」に迫る!

新潟は「第二の故郷」

――まずはおふたりの関係性からお聞きします。どんな感じですか?

荻野 バイトAKBから一緒でした。

西潟 そうなんです。2年前から一緒の道のりを歩いていて。第2回ドラフト会議でNGT48に指名をいただいて、新潟に行くことになりました。

荻野 バイトAKB時代もドラフト候補生時代もまったく話したことなかったのに。どう接したらいいんだろうと思って。

西潟 私のことどう思ってた?

荻野 年上だから、話しかけにくかった。

西潟 私はイケイケの女子高生だと思ってたよ(笑)

荻野 お互い話しかけづらい時期が続いたんだよね。

――バイトAKB時代に存在は互いに知っていたんですか?

2人 はい。

荻野 まさか一緒に新潟に引っ越す関係になるとは思わなかったよ。今では莱荊奈ちゃんの家にお邪魔するようになって。

西潟 「一人暮らしが怖い!」ってね。

荻野 一人暮らしを始めたその日、まだテレビがなかったから、「行ってもいい?」って連絡して。怖いじゃないですか。

――怖くはないです(笑)

西潟 ウチに来たまではいいんですけど、私が出したお茶を一口も飲まず、ずーっと体育座りしてテレビを観てて。「じゃあ帰るね」って言って、帰って行きました。

荻野 心細かったんですよ。その時はまだ親しくなかったから、勇気を出して連絡したんです。「何か話さなきゃいけないのかな、どうしよう」と思いながらテレビを観てても、内容がまったく入ってこな<て。

――でしょうね(笑)

荻野 茉莉奈ちゃんは、私からするとお姉さんなんですよ。それまで年上の女性と話したことがあんまりなかったから。

西潟 そっかそっか。気まずかったよね。

――そんな関係だったのが一緒にSHOWROOMを配信するようにまでなって。

荻野 そうなんですよ!くだらないことばかりやってます!カツラかぶったりお面をつけたりして変装してます。

西潟 顔に落書きしたりね。ゲームに負けたほうが落書きされるっていうルールで始めるんですけど、最終的には勝っても負けても落書きされるっていう(笑)

荻野 あと、私がセーラー服を着て莱荊奈ちゃんがナース服を着て、コントをやったり。

――それを誌上で再現してくれると?

西潟 完成度が低すぎてやれません!

――そうでしたか(笑)。そろそろ本題に入らせてください。年末発売号なので、NGT48にとっての、2016年を振り返っていただきたいなと。

西潟 6月の総選挙を地元開催できたというのが大きかったですね。そして、その日にメジャーデビュー決定の発表をさせていただいたので、そのための準備の年だったのかなって思います。

荻野 1月に劇場がオープンして、劇場公演も『PARTYが始まるよ』と『パジャマドライブ』を経験したこともそうですし、探り探りではありますけど、いろいろ挑戦してきた年でした。たとえば握手会でどうやって対応するのがいいのか、それぞれが考えましたし。デビューに向けてファンの方を増やしていかないといけませんから。

――そうですね。2017年のデビューが決まっていますが、妄想することはありますか?歌番組に出て、たくさん取材を受けて……みたいな。

西潟 妄想はしますねー。

荻野 メンバー同士でよく話しています。

西潟 中井りかちゃんがAKB48の選抜メンバーとしていろんな歌番組に出ているので、NGT48としてもそうなったらいいですよね。

――握手会ではどんな工夫を?

荻野 私が大事にしている「さぶろう」っていうぬいぐるみがいるんですけど、いつも持ち歩いているくらい大切にしているんです。

西潟 フフフ。

――笑われてますよ(笑)

荻野 今日も連れてきてますよ。で、握手会のテーブルの上にさぶろうの家を作るんです、画用紙で。ファンの方はさぶろうを知ってるから、「よう!」みたいな。そうすることで、ファンの方が飽きないような工夫をしています。

――工夫するのは素晴らしいですけど、事前情報がないと、病んでると思われますよ(笑)

西潟 たしかに(笑)

荻野 おかしいなあ……結構かわいいんですけどね。

――この一年でグループとしての知名度が上がったという手応えはありますか?

荻野 よく莱荊奈ちゃんとお買い物に行くんですけど、声をかけられることが増えました。それは、劇場に通ってくださるファンの方だけじゃなく、女子高生が声をかけてくれたりして。

西潟 「おぎゆかさんですよね?」とか「がたねぇさん、頑張ってください」ってニックネームまで知っていただけていて。

――地道な活動が実を結んでいる、と。

西潟 県全体で応援してくださっている感じです。総選挙の時期はポスターをあちこちに貼ってもらったり。

荻野 劇場オープンの時期もすごかったよね。ここまでもてなしてくださるんだと思って。

――たしかに1月と6月はすごかったですよね。それに、総選挙の時に感じたのは、最後の最後までファンの方が「●●ちゃんに投票お願いしまーす!」って声を枯らしていて。

荻野 熱い方が多いんですよね。レックス新潟のことを一体になって応援していますし、団結するのが新潟県民の方は好きみたいです。NGT48に対してもその熱は感じます。

――おふたりはもともと新潟県民じゃないから、県民性を感じるでしょうね。

西潟 その熟い思いを秘めている方が多い印象もあります。劇場に来てくださる方は大人しい方が多いんです。

荻野 そうだよね。見守って下さっている感じで。

――年末になりましたが、その熱が持続している感覚はありますか?

荻野 あります。

西潟 9月に燕市でライブをさせていただいたんですけど、9割は燕市民の方だったんです。おじいちゃん、おばあちゃんや小さいお子さんも来てくださって。

荻野 あと、その市出身のメンバーが地元でのイベントに参加したり。

――草の根運動感が強いのがNGT48の強みですね。

荻野 地元を優先するというのは常に意識していますね。私にとって、もう第ニの故郷です。実家に帰る時は、ちょっと寂しい感じがするというか。

西潟 そうだね。東京にいると、新潟のお米が恋しくなってきて。

――2016年といえば、『さしきた合戦』がありましたよね。反響は違いましたか?

荻野 (急に小声で)ここだけの話、全然違いました。

――(小声で)どう違いました?

荻野 (小声で)関東で声をかけられることはまったくなかったんですけど、『さしきた合戦』放送中は、「観てます」と声をかけていただいて!

西潟 影響は大きかったよね。

荻野 テレビの力はすごいです!

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