西野七瀬は『ライオンのグータッチ』『アナザースカイ』などの番組で「乃木坂46に友達がいるのか」との質問には、しばらく沈黙が続いた後で「高山一実ちゃん」と答えることが多い。 そんな西野にとって16年の夏に変化が訪れた。乃木坂46内で仲のいい4人(斉藤優里川後陽菜伊藤かりん伊藤純奈)が結成したスイカメンバーに加入したのだ。

神宮ライブの舞台裏では、のどの不調で泣いてしまいました

番組で「グループ内の友達は」と聞かれると、「『仲がいい』と言っていいのかな」とすごく考えてしまって。ただ、かずみん(高山一実)は話がしやすくて一緒にいると楽しいので名前を挙げやすいんです。

「真夏の全国ツアー2016」では地方公演の後に希望者だけ参加する食事会があったんですけど、全部に参加しました。その席にかりん、純奈、優里、川後がいて。優里とはもともと仲が良かったこともあって、その4人と話してるうちに、かりんから「七瀬さんは今日からスイカメンバーです」と言われたんです。せっかく誘ってくれたので加入しました(笑)

福岡公演が終わった後、スイカメンバーでディズニーランドに行ったんです。最初は迷ったけど、勇気を出して「ななも行く」と言いました。行ってみたら楽しかったです。

16年10月に放送された『おしやれイズム』に白石麻衣生駒里奈と出演して、西野七瀬は独特の存在感を示した。目線を落として長考する西野に、くりぃむしちゅーの上田が「お焼香?」とツッコミを入れたのだ。決してテレビ向きではないのかもしれないが、質問に対して真撃に向き合う姿は、自分を飾らない西野七瀬そのものだった。

『おしゃれイズム』では「印象を残そう」と思っていたわけではなかったんですけど、上田さんに見つかってしまって(笑)。他のメンバーが話しているとき、「同じ質問がくるだろうな」と考えるのがクセになってるんです。でも、「よかったよ」という声をいただいたので安心しましら。

以前からの悩みなんです。生駒ちゃんやまいやんはしっかり返答しているのに、私はうまくできない。本当に思い浮かばないので、どうしたらいいんだろう。改善したいんですけど、自分を作ることはできないので難しいですね。

海外に行くことが多かった

16年は海外にたくさん行くことができました。『乃木坂工事中』と乃木坂46の写真集『1時間遅れのI love you』でグアム、『アナザースカイ』でパリ、『non-no』でハワイ『風を着替えて』でマルタとイタリアに行きました。9月に夏休みをもらったときはプライベートで母親と韓国に行ったんです。

韓国旅行の一番の目的はおいしいご飯。観光名所や美容には目をくれずに食べていました。お粥もサムギョプサルも焼肉も初めて見る料理もおいしかったけど、ナンバーワンはユッケでした。ドサッと大量に出てきて「こんなにいっぱい」って興奮しました。機会があればまた韓国に行きたいです。

つかみどころのない浮遊感が西野の魅力だが、ステージに立つと表情がガラリと変わる。繊細に移り変わる表情で、見る者を曲の世界に引き込んでいくのだ。彼女にパフォーマンスの真髄を聞いた。

自分の思うようにパフォーマンスしているだけなんですよ。もちろん曲によって変えながら。「命は美しい」はカッコよく見られるように踊るし、かわいい曲は得意じゃないけど「私のかわいい部分、出てこい」と念じながらパフォーマンスをしています(笑)

神宮球場3DAYS(16年8月28日〜30日)ではソロ曲もあって。3曲あった最終日の本番前にのどの調子が悪くなってしまったんです。ボイトレの先生に来ていただいたんですけど、うまく歌えなくて裏で泣いてました。1曲目の「ごめんね、ずっと…」で高音が出なくてピッチがとれなかったのは、お聴き苦しくて申し訳なかったです。だけど、できるだけ表に出さないように我慢して。本番が終わってボイトレの先生の顔を見たときに泣いてしまいました。先生からは「逃げなかったね」と言ってもらえて、「次こそは頑張ろう」と気持ちを切り替えたんです。

普段は自信を持つことなんてないんですけど、ライブ本番だと自信を持って楽しむことができるんです。これからもそのままの自分で頑張りたいと思います。