昨年末の紅白歌合戦というおお仕事を終え、乃木坂46の新たな年が幕を開けた。新年1発目は、常に選抜としてグループを牽引し、バラエティ番組でも乃木坂46の代表として活躍する2人に、改めて「アイドル」としてのスタンスを聞いてみた。それぞれが思う「かわいい」と「アイドル」の関係性とは!?

武道館での『あらロマ』の裏に隠された想い

――だいぶ前に感じてしまいますが、日本武道館での『Merry Xmas Show 2016』の「ひとり1曲プロデュース」で歌った『あらかじめ語られるロマンス』は、高山さんのアイドル力が出ていてよかったですよ。

高山 ありがとうございます。あの曲はかわいいうえに盛りあがるからやってみたいと思っていたんです。星になったらもっとかわいいだろうなと思ったけど、私が星の被り物をしてもちょけてる感じがするじゃないですか。

――そんなことないですよ(笑)

高山 で、私からは指定しなかったけど、ほかのメンバーはオリジナルの子が揃ってたんです(生駒飛鳥星野万理華+北野)。そのかわいい子たちに星の被り物をしてもらおうって。

――生駒さん、星になった気分はどうでした?

生駒 アンダーはアンダーライブでユニットシャッフルをやることがあるけど、選抜はそういった機会が少なくて。『あらロマ』は自分たちの曲ではあるけど、かずみんがいて星の被り物をして、いつもと違うことができて楽しかったです。

高山 私の中で生駒ちゃんは「星リーダー」だったんですよ。

生駒 みんなに「『荒川アンダーザブリッジ』の”星”みたいにしよう」と話したんです。実写で山田孝之さんが演じていたみたいに、あえて真顔になったり、シュールな感じを出したいと思って。

――それによって高山さんのストレートなかわいさも目立つわけで。

高山 いやいやいや。生駒ちゃんは頼もしかったです。みなみちゃんは嫌かもしれないと思ったけど、終わったあとにLINEで「楽しかった」と写真を送ってくれたのがうれしかった。星たちは100点でした!

――歌唱の前に高山さんの語りがありましたよね。「かわいいことをしてこなかったから今日だけはやらせてほしい」という。

高山 演出の方が私のプロデュースを不安に思っていたんですよ。「本当にかわいくなるの?」って。私は「私以外のみんなが星になったら絶対にかわいくなります!」と主張したんです。演出の方に「じゃあ、こうするのはどうだろう」と提案していただいて、ひとり語りを入れることにしました。

――そんな経緯だったんですね。

高山 5年前に行なわれた「乃木坂46コンベンション」のことをずっと根に持っていたんですよ。ステージに立てるとなった時、「せっかくアイドルになったからには歌いたい」と言ったのに「高山は歌じゃなくてトークで」となって。『笑点』のテーマに乗って法被を着て「すべらない話」をしたんですけど、結局は微妙な空気になったから「なんでこんなことをしなきゃいけないんだ」と思ったんですよ。本望じゃないって。

――5年前のことをまだ……。

高山 でも、今回の『あらロマ』で少し解消されました。ステージではかわいくありたいんですよ。MCでも「かわいい選手権」があればかわいくしたいと思ってますから。ただ、ひとつ後悔があって。ライブはモニターを背負ってる時の顔が一番盛れてると思うんです。前からも後ろからも光がきて、瞳にも光が入って、肌ツヤもキレイに見える。でも、『あらロマ』でステージに上がったらピンスポだったんですよ。最後に「星たちありがとう」と言った時だけモニターを背負って盛れたけど、あとは微妙な影が入ったりして……うーん。自己採点では70点でした。

――かわいく映ることにこだわりがあるんですね。

高山 あります!どうせアイドルになったなら極めていきたいと思って。

――まわりかり見たイメージと表現したいことに違和感はありますか?

高山 コンベンション以降、「かわいいことをやっちゃいけないんだ」と勝手に思っていた時期もあって。一方で、「アイドルになりたかったのに、なんでこんなことをしてるんだろう」とモヤモヤしていたんです。いまはまわりからどう見られているのか関係なく、自分のやりたいことをやってます。

――生駒さんとしては、高山さんのアイドルを追求する姿勢をどう思いますか?

生駒 正しいと思います(キッパリ)

高山 ありがたい!

生駒 乃木坂の初期から、かずみんはしっかり話すことができて。だから、いまもバラエティ番組に出演することが多くて。そんな先入観で見てる人もいると思うけど、それだけが得意なわけじゃなくて、アイドルが好きで毎回見せ方を考えながらライブに出てるんです。

――高山さん、ルックス的にも洗練されてきましたよね。

生駒 顔立ちとしては「キレイ」が強くなってるんですよ。

高山 あー、うれしい。

生駒 「キレイ」を活かしたほうがいいのかもしれないけど、「かわいい」だって十分合ってる。『あらロマ』の時のオリジナル衣装もかわいかったんですよ。脚がキレイだから、あのスカートが似あうなって。

高山 うれしい。うれしい。衣装を作ってくれた方がハロプロでもお仕事をされてる方で。

生駒 確かにハロプロっぽいと思った!

高山 後藤真希さんがいた頃のモーニング娘。さんが好きで衣装担当になったという方で、私と好みが合うんですよ。

生駒 ウチもああいう衣装好き。フリフリまでいかないけどアイドルっぽい。

高山 あの衣装は卒業するまで何回も着る予定です。「またこの衣装か」と思われるかもしれないけど(笑)

――生駒さんとしては、いまは「大人っぽさ」を優先して「かわいさ」はあまり重視してない?

生駒 いやいや、そういうわけじゃないです。単純にかわいくすることがそんなに好きじゃなくて。私も「かわいい」系統の顔ではないから、20歳の節目を利用していまのヘアスタイルを勝手にやってみたら好評だったというだけです。

――『NOGIBINGO!7』で見せたメイド姿は様になってました。

生駒 舞台で役を演じるように「お芝居」だと思ってできるようになったんです。そこは気持ちの変化があったと思います。

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