2017年はパワーアップした姿を見せられるように一歩踏み出したい

1期生として結成時から選抜やアンダーで活躍してきた中田花奈。その彼女から見た2016年の乃木坂46を振り返ると、地方開催の卒業ライブで平日にアリーナ会場を埋めたことが印象に残っているという。

いろいろなライブでファンの方が会場をいっぱいにしてくださる光景を体感して、乃本坂46は改めて大きなグループになったんだなと感じました。

そういう変化は、街中で声をかけられることでも感じていて。以前は握手会に並んでくれるようなファンの方からしか声をかけられることがなかったし、他のメンバーと一緒にいても私は声をかけられないこともあったんですけど、今はちゃんとアンダーメンバーである私の名前も顔も知られるようになった。それはうれしいと同時に、すごいことだなと思うんですよ。

私が昔から考えていたのは、メンバー全員をみなさんに知ってもらえるぐらいに大きなグループになれたらな、ということ。アイドルグループはセンターの子しか知られていないことが多いんですけど、ソロで積極的に活動しているわけでもないメンバーのことを知ってもらえるなんて、それだけ乃木坂翁が認知されたんだなって思いました。

あと、9月放送の『ミュージックステーション』の特番に『ぐるぐるカーテン』の選抜メンバーとして初めて出演させていただきましたが、それをきっかけに「Mステ新規」なる新しい私のファンの方も増えて(笑)。改めてテレビの影響力を思い知らきれました。

地方公演の真の意味

そうした状況がありつつも、まだ全国区での人気とは言い難いという現実にも直面した中田。彼女はアンダーライブ全国ツアーで4月に東北地方、9月に中国地方を訪れたことで、様々な経験をした。

アンダーライブ全国ツアーで強く実感したことがあります。アンダーメンバーのことをほぼひとりも知らない方が、「乃木坂46が地元に来る」とライブに足を運んでくださるんです。

そして東北シリーズの後での握手会で「東北から来ました」という方が急に増えて。そこまでして私たちに会いに来てくださるという事実に、地方公演の大きさや意味をすごく感じました。だって、地方公演を見た方にとってはアンダーメンバーこそが乃木坂46なわけで、アンダーメンバーも乃木坂46の顔として地方に出ていくわけですから。アンダーは今までそういう機会があまりなかったので、すごく貴重な、重みのあるお仕事だったんだなと、今は思っています。

その地方公演も自分的にはすごく難しくて、正直壁にぶつかりました。私は今までのアンダーライブらしい全力感を地方に持っていくのかなと思っていたら、繊細な動きで思いを伝える見せ方に変わって。もちろん新しいことに挑戦するのは大切だし、乃木坂46の代表として行くのならそれが正しいと思うけど、その変化に自分がついていけませんでした。なのに、そんな迷いのある私のパフォーマンスに対しても、お客さんは「良かったよ」と言ってくださって、もっと分からなくなってしまって。

そういう経験を積んでいくなかで、改めて選抜入りすることも私の大きな目標だなと気付かされました。私が自分で「中田の全盛期」と言っている(笑)、初期の選抜時代よりも今のほうが個人の人気、ファンの方は増えていると思うんですけど、でもそれだけじやダメなんだなと。乃木坂46のなかでの評価をまず上げなければ、選抜にもなれないし、本当にやりたいこともできないんじゃないかなって。それに、ここまで応援してくれたファンの方にまだ何も恩返しができてないのもありますし、どうにかして結果を形として残したいですね。私はお仕事がないと気持ちが緩んじゃうところもあって。心のどこかで「自分は”乃木坂46の顔”じゃないし」と思ってしまうんです。

個人的には2016年は、新しくラジオのレギュラー(FM-FUJI『沈黙の金曜日』でのアシスタントMC就任)も始まって、自分の中ではすごく楽しかったんですけど、自ら新しいことにチャレンジをしなかった年かなと思っていて。ありがたいことにたくさんお仕事をいただけるようになったんですけど、自分を変える勇気がなくて自分から何も動けなかった1年だったなと反省しています。それによって、他のメンバーからどんどん差をつけられたのも感じたし、2017年こそはパワーアップした中田をお見せできるように、一歩踏み出していけたらと思います。