20歳になって、みなさんが予想できない自分を見せたい

2017年には、『ロミオ&ジュリエット』『レ・ミゼラブル』という大きな舞台への出演が立て続けに控えている生田。2016年1月に発売された写真集『転調』がオリコンの2016年の年間本ランキング写真集部門で3位に。個人としての活動も充実している彼女が2016年を振り返る。

2016年の上半期は、私の生まれ故郷・ドイツで撮影した写真集『転調』の反響が大きかったです。最初は、こんなにたくさんの方に見てもらえると思っていなくて、びっくりしました。だって、握手会で「写真集が見たい」と言ってくれたファンの方は、3人くらいしかいなかったんですよ(笑)。だから、きっとドイツという国の魅力や、カメラマンの細居幸次郎さんをはじめ、信頼できるスタッフさんたちが一生懸命作ってくださったおかげだと思うんです。

もし、次の写真集を出せるとしたら、もう少し大人になってからがいいかな。次のロケ地の希望はフィンランドですかね。2月に配信された『乃木坂46時間TV』で、フィンランド民謡を披露したことがきっかけで、駐日フィンランド大使館のツィッターアカウントから「今度ぜひ、フィンランドに遊びに来てね」とお誘いを受けたので(笑)。本場のフィンランド民謡も聴いてみたいし、夏も冬も、景色がものすごくきれいだと聞いているので、いつか行ってみたい国になりました。

2016年は取材やバラエティ番組など、ひとりで現場に立たせてもらう機会も増えて。これまではトークに詰まっても、ほかのメンバーが助けてくれるという甘い考えがあったのですが、どんな状況でも自分の力だけでなんとかしないといけないという責任感が生まれました。

ロックな生田絵梨花

生田といえば、ライブで見せるピアノ演奏も魅力のひとつ。2016年8月に行われた「真夏の全国ツアー2016」の神宮球場でのBIRTHDAY LIVEの3日間、ソロ楽曲を3曲披露した。

1曲目は弾き語りの『あなたのために弾きたい』、2曲目はロック調の『低体温のキス』、3曲目はミュージカル調の『命の真実ミユージカル「林檎売りとカメムシ」』。すべてジャンルが違ったので、面白かったです。特に『低体温のキス』は自分の中に流れるロック魂に気づくことができた楽曲で。カラオケでよく歌うGLAYさんの『誘惑』をイメージしてノリノリで歌い切りました(笑)。また、私のフィンランド民謡を見た秋元(康)さんが、“なりきり力”に期待して作ってくださった楽曲と聞いていたので、今回のステージでは、「ロックな生田絵梨花」になりきれたんじゃないかなって思います。

ミュージカル女優の一面も持つ生田。2017年には、日本最高峰のミュージカル『ロミオ&ジュリエット』『レ・ミゼラブル』に出演が決まっている。

2作品のオーディションを受けたのが、2015年末から2016年頭にかけて。2017年の本番に向けて、毎日歌の稽古を続けています。ずっと目標にしてきた作品だったのですが、決まったときはうれしさよりも、焦りのほうが強かったですね。周りの先輩たちに追いつくにはもっと練習をしないといけないと思うし、ずっと憧れだった場所に立つことで浮き足立つ感覚も感じているので。

その恐怖心を跳ねのけるためには、もっと練習して、努力をしないといけないと思っています。楽器の演奏も同じですが、大勢の方の前で披露するには、膨大な練習量がないと安心できないんです。緊張に負けちゃうと、実力の10パーセントも出せないことがある……。

でも、あまり根を詰めすぎてもいけないので、たまに息抜きもしています。最近、2期生の(寺田)蘭世(渡辺)みり愛(鈴木)絢音ちゃんとしゃぶしゃぶを食べに行きました。かずみん(高山一実)や(秋元)真夏とは一緒にごはんを食べながら、くだらない話をしたりして。それに、大好きな舞台を見に行ったりすることで、リフレッシュしています。

2017年に20歳になるのが楽しみです。早く大人になりたいという気持ちより、自分のイメージをどんどん変えていきたいという思いが強いんです。乃木坂46に入ったばかりの頃は、「冗談も通じないような真面目なタイプ」だと思われていたのに、気づけば「ちょっと変な子」になっていて(笑)。自覚はしていたのですが、そういうギャップを出せてよかったです。だから、20歳になって、さらにみなさんが予想できない「新しい生田絵梨花」を見せることができたらうれしいですね。