2017年はトークを磨ける場所がほしいんです

言いたいことをストレートに言う存在としてアンダーメンバーをまとめる川後陽菜。音楽誌『MARQUEE』ではメンバーのファッションプロデュース企画を連載。その観察眼とプロデュース能力で乃木坂46の新たな魅力を見出す。

2016年はライブざんまいの1年でした。アンダーライブの東北シリーズの後に全体の「真夏の全国ツアー2016」があって、その後アンダーの中国シリーズ。アンダーライブはどのエリアでもすごく盛り上がって、ようやく日本中で認められてきたなとうれしくなりました。以前に比べるとメンバーのライブへの意識が高くなって、こうしたほうが面自くなるよね、という意見を出し合うようになってきて。アンダー、なんかいい感じだなって思いましたね。

モデルやファッションの世界では乃木坂46のメンバーのひとりというだけではなく、もっと個人のキャラを立たせないといけない。私が専属モデルを務めさせていただいてる『Popteen』はギャル誌だからほかのモデルさんの個性が強いんです。埋もれないように頑張らなきゃ。『MARQUEE』の連載は今、一番好きな仕事。もっとプロデュース力を上げて全メンバーをプロデュースして、それを1冊の本にするのが夢なんです。

いろいろな仕事をしていくなかで、この子はこうすればもっとよくなるのにと、ほかの子に目が行くようになったんですね。自分に関してはまるで見えていないのに(笑)。「メンバーのことをよく見てますね」と取材でよく言われるようになって、私の強みはそこなのかなと気がついたんです。ファッションでもアイドルでも何かプロデューサー的なお仕事を積み重ねていきたいですね。

そんな私からアイドルグループとしての乃木坂46を見ると、アイドルというよりタレントの集団という感じ。清楚とかおとなしいというイメージがあるけど、実は1人ひとりがめちゃくちゃ強い。みんな個性も特技もあるし、メンタルも強い。見た目は清楚だけど負けず嫌い。ある意味ロックなアイドルのような気がしますね。

アイドル人生の晴れ舞台

今年の春には”聖母”と慕った深川麻衣が卒業。「真夏の全国ツアー2016」のファイナル、8月30日の神宮球場でのライブでは深川に代わりセンターに立ち、『ハルジオンが咲く頃』を歌った。2017年2月には仲のいい橋本奈々未も卒業する。3期生が加入し、世代交代の時期を迎えた乃木坂46にとっても、彼女の”メンバーを見る力”はとても重要になってくるだろう。

自分の仲のいいメンパーが卒業していってしまうのはすごく寂しいんですけど、寂しがってばかりもいられない。18歳の私は12歳のメンバーもいる3期生から見たら十分大人だから、新しいメンバーを支えていけるようになりたいです。ただ私、パッと見は話しかけづらいみたいで、仲が良くなるのに時間がかかるんですよね。だから、自分から積極的に話しかけたいなと思います。

2016年は2期生とすごく距離が縮まったんですよ。アンダーライブで地方に行って、一緒に過ごす時問が多かったので、スイカメンバーの(伊藤)純奈(伊藤)かりん以外の子たちとも仲よくなれて、みんな遠慮なしに私にツッコんでくるようになったのが、すごくうれしくて。2期生といるのはホント楽しいです。

2016年の一番の思い出は、やっぱりまいまい(深川麻衣)の卒業ですね。大好きなまいまいの卒業ソングをセンターとして神宮球場で歌うというのは、私にとっては本当に大きな出来事でした。あの経験で私のなかに、すべてをもっとちゃんとやらないといけないというプロ意識と責任感が芽生えましたから。同時に、センターのメンバーは本当にスゴいなとも思いました。同じ景色のはずなのにセンターというだけで見え方が全然違うんですよ。これは立った人じゃないと分からないです。母からは「最初で最後のセンター、頑張ってね」というメッセージがきて(笑)、たしかに自分のアイドル人生でこんなにも素敵な場所に来れたのは初めてだなと幸せな気持ちになりました。

2017年は、トークを磨ける場所がほしいので、ラジオかネット番組をやりたいです。私、自分の思いを発信したいんですよ。感じることを素直に発信したら叩かれてしまうこともありますが、それも全然イヤじゃない。批判は素直に受け入れます。今は私のことが好きではないという人も、私に興味を持ってくれているということなので、いつかは好きになってほしいと思うんです