――3期生中心の『NOGIBINGO!8』はご覧になっていますか?

桜井 1回ゲストで立ち会いました。(伊藤)理々杏が意外にしゃべるんだなってビックリしたんですよ!あんなにしやべるのかと思って。

――3期生ライブのMCも梅澤美波さんと日替わりで回していましたからね。でも、3期生が入ったことによって、2期生は脅威を感じているでしょうね。

桜井 脅威でしょうね。かといって、2期生への私の対応が変わることはないと思います。

――次のシングルがどうなるかっていうのは大きいでしょうけど。

桜井 もし、「どうすればいいと思いますか?」とか相談されたら人として対応はしますけど、そうじゃないのに私が「2期生、大丈夫?」って心配するのはちょっと違うかな。キャプテンとしては、3期に頑張ってもらわないとって思っています。

――それは、1期生全体の空気として感じますか?3期生への期待というのは。

桜井 そうなんじゃないかなと思います。そのメンバーの年齢にもよりますけどね。上になればなるほど、グループの将来を考えるでしょうから。そのためにはフレッシュなメンバーに上がってきてほしい。そう考える1期生が多いんじゃないかな。やっぱりグループは循環していかないといけないので。

――桜井さん的には6年近く活動を続けてきて、グループへの愛着って湧くものなんですか?それとも、個人仕事が増えてくると「将来の自分」といっものへの期待が膨らんでくることによって、知らず知らずのうちにグループへの愛着が薄れてくるっていうことはないですか?

桜井 私はこの世界での活動を続けたいので、自分というものを確立しなきゃいけないとも思うし、同時にグループのことも大事にしないといけないんです。愛着が増えるとか減るっていう、そういう感覚はないですね。

――キャプテンを務めていることは、桜井さんが将来的に個人仕事をする上でプラスになっていると思いますか?

桜井 マイナスにはなってないんじゃないかな。名前を覚えられなくても、キャプテンということで覚えてもらう機会もあるでしょうし、責任感やプレッシャーもあるから精神面も鍛えられます。自分を出すことを抑えないといけない場面もありますけど、卒業する瞬間には「キャプテンでよかったな」って思うでしょうね。

むず痒さ

――セールス、CM、TV出演など、乃木坂46はグループとして絶好調だと思います。ご自身ではどうですか?

桜井 調子いいんじゃないか、と(笑)。いろんなところに出られるようになったし、初期の「乃木坂?なにそれ。ウケる」「なんで漢字やねん」みたいな頃からすれば認知されてきたなって。「あぁ、乃木坂ね」ってわかってもらえるようにはなったので。

――最近になって気づいたんですけど、秋元康さんが「坂」という表現を使うときって、試練や困難の象徴として使うんですよ。それは48グループの曲の歌詞に顕著なんですが、乃木坂46というグループ名をつけたときも、それを意識していたと思うんです。

桜井 おー。

――デビュー時に巨大な公式ライバルを超えるんだという宿題を課されたのはまさに試練だったと思いますが、その時期はもう過ぎたと思うんです。つまり、ある程度坂を上り切ったんじゃないか、と。メンバー的にはどう考えていますか?

桜井 そういう実感はあんまりないんです。まだピークだとは思いたくないですし、実際のところ「超人気!」っていうわけでもないですから。ここから先の道を作っていかないといけないんです。

――それは、メンバーとスタッフが一丸となって作るものでしょうが、どんなピースが必要だと思いますか?

桜井 うーん、やっぱり曲でしょうね。

――乃木坂46らしさは表現されているシングルが多いとは思いますけどね。では、どんな、シングルが欲しいですか?

桜井 世間には何が引っかかるのかなぁ……ひとつパンチがないといけないですよね。難しい……。

――インパクトっていうことですよね。そこはメンバーが考える問題ではないんですけどね。

桜井 秋元さんの中に、「乃木坂46はこういう曲」っていうイメージが強くあるんでしょうね。

――それはあるかもしれません。とはいえ、リーチはかかっている状態だと思います。

桜井 それが怖いんです。そのままの状態で終わるんじゃないかっていう不安もあって。「もうちょっとなんだけど!」っていうムズ痒さがあります。ただ、すごい曲が欲しいということにめちゃくちゃ執着しているわけでもないんです。

――あっ、そうなんですね。

桜井 いま世の中的にアイドルブームはちょっと落ち着いたじゃないですか。そんな状態から、どうやって上がって行けばいいんだろうっていうのは考えます。それを前提にした上で、どんな曲が一番ウケるんだろうかって。

――最後にキャプテンに聞いておきたいのは、欅坂46のことです。「坂道シリーズ」という言われ方もしますけど、どういうふうに捉えているのかな、と。

桜井 たしかに、初期は姉妹グルーブだし、「シリーズ」っていう見られ方をするんだろうなと思いました。でも、欅坂46はあまりにも別のルートをたどったじゃないですか。だから、あまり気にしていないですね。

――なるほど。それくらいの温度で捉えている。

桜井 だって、めっちゃ売れたじゃないですか。成功してるなっていうのは感じます。最初のインパクト、売り出し感がよかったですよね。乃木坂46って最初にターゲットだったのは、アイドルファン層だったじゃないですか。でも、欅坂46は違いました。アイドルに興味がない層でも曲を聴くことになった。それがヒットにつながったと思うので。

――メンバーと欅坂46の話ってしますか?

桜井 あっ、『サイレントマジョリティー』歌ってました!生駒(里奈)松村(沙友理)がカラオケで。べつに嫌いとか、そういう感情はないですよ。むしろメンバー同士の交流も増えてきていますから。

――一緒に撮った写真がブログにアップされたりしてますもんね。

桜井 そうです。だから、嫌いとかはないですよ。

――そうなんですね。本日はありがとうございました。リーチの次の状態になることを期待しております(笑)。


桜井玲香 1994年5月16日生まれ、神奈川県出身。なぎなたとグループの指揮をとる、カラフルキャップ。冠番組の山手線駅名クイズでは「御徒町」を「おとまち」とまれてから初めて見せる読み方をし、3期生にバラエティのいろはを叩き込んだ。愛称は「れいか」。