――そして、先ほどから話題になっているラストのMCなんですが、どんなことを話そうと思っていましたか?

渡辺 初日は感想にまとまりがなくて、グダグダになってしまったんです。それが悔しかったから、次の日からは話すことをひとつに絞ろうと思いました。最終日は何にも考えずに臨みました。もう怖さも消えていたので、メンバーへの感謝に紋ってしゃべりました。気持ちよかったです(笑)。普段は自分の気持ちを言わないので。4年目にして初めて(笑)。

――気持ちよさはあるでしょうね。寺田さんも武道館の時は、気持ちよさがありました?

寺田 私は気持ちいいとは思わなくて、楽屋で親しい人としゃべっているくらいの感覚で。

――え!? そんな感じだったんですか?

寺田 仲のいいメンバーとかにカフェで話すトーンで。

――ライブハウス武道館ならぬ、カフェ武道館ですか!それにしても、渡辺みり愛史上最高の瞬間でしたよ。

渡辺 ありがとうございます!

――アンダーライブって、意地を見せる場所だと思うんです。

寺田 そうですね。

――それをパフォーマンスや言葉に込める空間だと思いますが、それをみり愛さんはできていたというか。

寺田 みり愛は小さいけど、ダンスがダイナミックなんです。今までは恥ずかしいから隠してたと思うんですよ。初期から伊藤かりんに「もったいない!」って言われてて。それがついに今回爆発したんです!アンダーライブって今までの悔しい思いが強かった人ほど、それを発散させたり爆発させたりすることができて、その塊がお客さんにすぐ伝わって、それが評価につながるんです。私もみり愛も爆発させるものが大きいので、その辺の人とはわけが違うんです!

――感じてきた悔しさが違う、と。

寺田 みり愛にはそれを感じました。

渡辺 今回、心の変化がありました。もともとなかったわけじゃないけど、プロ意識とかアイドルとしての佇まいが変わったんです。もっと乃木坂46に貢献していきたいと考えるようになりました。あと、MCで何を話すか考えたことによって、考え方の幅が広くなりました。周りのことを考えられるようになりましたね。

4年の重み

――最近の2期生という括りで考えるとどうなんでしょうか?関係性やつながりという部分で。

渡辺 みんな「個」だよね?

寺田 うん。でも、人数が少ないから集まる時は1期生よりは早いかな。

――2期生のほうがコンパクトにまとまってる感かありますね。

寺田 そうそう!初めから厳しい環境にあったから、気持ちの面でパッとまとまる感じはあります。でも、最近でいえは、舞台をやっているメンバーかいれば、個々でお仕事をいただけるようになったメンバーもいて。3期生が入ってから、「2期生って意外と長くやってるよね」という見られ方をするから、対応のされ方も変わってきたんです。私たちが変わったのもあるけど、周りの受け取り方も変わったのかなって思います。

――後輩ができたというのは大きいでしょうね。

寺田 そうでしょうね。今まで後輩って言われていたのが、意外に4年いるんだということに気づいてもらって。

渡辺 うん、それはわかるよ。

寺田 ライブのリハにしても、ダンスの先生に、「2期生も成長したね」って言われることがあって、自分たちの成長を実感できたり。それはファンの方も言ってくれますね。

――3期生が入って来ると、どうしても比較されてしまうと思います。

寺田 比べられる仕事なので(笑)。それで焦るというのも大事だと思いますけど、焦っている人間に魅力を感じないので。

――なんですか、その名言は!

寺田 そのままでいたほうがファンの方も安心できるんです。握手会でそれをすごく感じるので。「3期生で気になるコがいるけど、推しをやめようとは思わない」って言われると、今まで飾らずにやってきてよかったなって思います。

――寺田さんはブレないですよね。みり愛さんはブレずにいられますか?

渡辺 ブレてないです。3期生が入る前は最年少だったんですけど、べつにそれを武器にしていたわけじゃなかったんです。でも、そういうイメージが強かったからなのか、「最年少キャラがなくなったら、みり愛には何もないじゃん」ってすっごい言われるんですよ。「何か武器を作りなよ」とか。私はのびのび乃木坂46でやってきたから、3期生とは4年も違うわけです。だから、べつに焦りはないんです。

――4年の重み vs 1年目のフレッシュさ、という構図ですね。

寺田 フレッシュさのよさもあると思います。でも、同じライブに出た時に多分差が出ます。瞬発力のよさもわかるんですけど、じっくり見てわかるものもあると思うので。

――新鮮さに飛びついちゃう気持ちもわかりますけど(笑)。

寺田 「(3期の握手会に)行ってみたけど、蘭世のほうがいいと思う」って言われたら勝ちだと思います(笑)。「これからも飽きずによろしくお願いします」っていつも言ってます。

渡辺 そうなんだ。私のファンの方は、3期の話を私の前でしない。

寺田 そうなんだ!

渡辺 「行きたいなら行けば?」みたいな(笑)。

――寺田さんは3期のみんなと連絡先を交換したんですよね。

寺田 はい。ライブに差し入れしたら、ありがとうございますって返事が来たり、(大園)桃子は私の洋服を褒めてくれてて、今度買い物に行く予定です。

渡辺 私は分け隔てなくって感じです。ある時、たまたま近くに桃子と向井葉月がいたので、2人が食べたことないって言う韓国料理に連れて行って、おごってあげました。

――先輩じゃないですか!

渡辺 あと、伊藤理々杏ちゃんと岩本蓮加にラーメンおごってあげたこともあります。

――急に先輩っぽくなりましたね(笑)。

渡辺 カップラーメンを買ってあげただけですけど(笑)。兄弟も上にしかいないから、後輩ができるとかわいがっちゃいます!

――この調子で新軍団を結成してください(笑)。みり愛さん的には、アンダーセンターの次なる目標ってありますか?

渡辺 もちろん選抜になりたい気持ちはあるけど、アンダーで経験できることもあるので。いつか選抜に入れたらいいなって思っています。

――本誌発売日の翌日には全国ツアーが神宮球場で幕を開けます。ぜひ意気込みをお願いします。

寺田 神宮も4回目ですから、グループ的には新しいことをやってみようというタイミングだと思います。

渡辺 私自身この数か月で変われたので、その変わった姿を見せたいと思います!

――当日を楽しみにしております!


寺田蘭世 1998年9月23日生まれ、東京都出身。センターまでの道のりを、爆音で突っ走る、ノンストップ蘭ゼルギーニ。この夏、「とリあえずビール!」に変わり「チャッス!」で挨拶とともにとりあえずお茶を頼むスタイルが流行の予感。愛称は「らんぜ」。

渡辺みり愛 1999年11月1日生まれ、東京都出身。家族の愛、メンバーの愛、ファンの愛に恵まれているミリオンラブベイビー。梅雨との相性が悪く傘を忘れがちだが、その置き忘れた傘で今まで何人もの人を雨から救っている説が浮上中。愛称は「みりあ」。