岡田 去年の総選挙で選抜入りしてからのこと、STU48のこと、あとはこれからの48グループを私たちの世代が引っ張っていきたいっていう熱い思いを伝えられたらいいなって思います。そろそろ自分たちの世代が前に出ていかないとヤバいって感じているので。危機感しかないです。いい加減先輩に頼っていられないというか。先輩がいないと何もできないと思われたくないんです。

――7位以内だったら、それを言う権利を得たに等しいですよね。

岡田 だから、自分の中で神7という区切りがあるんです。

――見出しになりそうなフレーズは用意してありますか?

岡田 まずそういうことは考えずにざっと自分の中で考えて、本番までに考えておきます。でも、難しいですよね。そういう名言ってどうやって生まれるんですかね?

――意識や経験値が高いっていうのはあるでしょうね。スピーチに関してメンバーと話すことはありますか?

岡田 話したくてしょうがないんですけど、まだなんです。みいさん(峯岸みなみ)に相談しようかと思ったんですけど、今回みいさんは速報圏外で、私のスピーチなんて考えてる余裕もないかなと思って。みーおん(向井地美音)にも聞きたいんですけど、なかなかタイミングが合わなくて。みーおんとは2人で神7入りをしたいっていう話をしています。

――向井地さんとは真面目な話をする間柄なんですね。

岡田 全国握手会でも私とみーおんはソロレーンとかをやらせてもらってるんですけど、(会場に)人が少ないと、「どうしよう?」って不安になったり。握手会ってファンの方の全体数が目に見えてわかるじゃないですか?そういう悩みはなかなか解決しないです。あとは、一人ひとりの意識を変えるにはどうしたらいいかっていうことも考えています。「そんなことは私1人の力じゃできないよね」っていうところに落ち着くんですけど。でも、スピーチでは何を伝えればいいんですかね?私に言えることは何なんだろ?

――その本音を言えばいいんじゃないですか?

岡田 えっ?

――今おっしゃったようなことが心の中心にあるのなら、それを素直に話すのか一番いいんじゃないかと思います。

岡田 でも、どうなんでしょう?叩かれることを恐れているんです。気の強いことを言えない部分があって……。でも、たしかにそうですね……。

――真面目キャラなんだから、言いやすいと思いますよ。

岡田 先輩がそれを聞いたら、「何こいつ?」とか「急に先輩ぶりやがって」とか思わないですかね?

――「なぁちゃんに言われたらしょうがないよね」ってなるんじゃないですか?

岡田 そうだといいんですけどね。でも、素直な気持ちも言えるようにしたいです。

――「●●●●!たるんでるんだよ!」って言うとか(笑)。昔の話を引き合いに出して申し訳ないですけど、(篠田)麻里子様とかは総選挙の舞台をエンターテインメント化できていた人ですよね。

岡田 そうですね。

――世間の人がAKB48に対して興味のあることって、曲、総選挙、スキャンダルの3つじゃないですか。

岡田 そうですね。みんなスキャンダルは興味ありますよね。

――総選挙に関しての世間の興味は、誰が1位なのか、そして、どんな総選挙になったのか、に尽きると思います。そこで、一番の真面目キャラである岡田さんが何を話すのかっていう。

岡田 「真面目が損をする」とか「真面目はつまらない」とかよく言われいですか?私なんか特にカタブツとか言われるけど、結局はそういう人が最後は残るんじゃないかなっていう。

――そう信じないとやってられないですよね(笑)。

岡田 最後は絶対そうなんだって。

――ハハハハハハ。

岡田 後輩もそう信じてくれたらいいなって思います(笑)。

――それを言えばいいんです(笑)。

岡田 言えばいいんですか?

――岡田さんの心の中で、もう答えは出ていますよね。かつての名言って、本心をあの場で言うから観客に届くわけです。本心だからセリフに聞こえないですし。

岡田 あぁー、そうですね。

――そして、それを言うことがエンターテインメントになるというのが、総選挙という場所だと思います。

岡田 なるほど!たしかに世間って総選挙のことは知ってくださっていますもんね。

――あと、もちろん順位も大事ですよ。でも、世間の人って順位よりも、「総選挙で何が起きたか」ではないでしょうか。

岡田 去年もすごい素直にしゃべっちゃったので怒られたんですけど。

――去年は休養明けですから、ご自身の病気について言わなければいけないことをスピーチした思います。

岡田 そうだといいんですけど、大反対されました。でも、反対とかに負けちゃいけないんだなって思いました。

――そういう意識を多くのメンバーが持っていてくれれば、むしろ今年は盛り上がるチャンスだと思っています。

岡田 そうですね。

――もう、岡田さんが風紀委員長に立候補するしかないですね(笑)。事実上の風紀委員でしょうけど。

岡田 私が風紀委員を名乗っていいのだろうかっていう。何もしてないですけど(笑)。

――去年の総選挙に参加していて、全体的にどんな感想を持ちましたか?

岡田 (高橋)朱里さんとみーおんと私が選抜にランクインしたことで、これからのメンバーが育ってきてるのかなっていう、少し明るい気持ちになれた総選挙ではあったかなとは思いました。

――岡田さんも向井地さんもそうでしたけど、去年は個人の話をしていました。あの時点ではそれを話さないと前に進めないと感じていたでしょうから、あれが正解だったと思います。でも、刺激的な総選挙ってグループに関するスピーチをしている時だと思うんですよね。

岡田 たしかに……。たかみなさんもグループの話をしていた気がする。

――麻里子様の「潰すつもりで来てください」はその代表例ですよね。それを総選挙で見せるのって、AKB48の大きな武器だと思うんですよ。

岡田 無難に済ませてはいけないっていうことですよね。わかりました!世間に伝わらないとしょうがないですから。

――読者は答え合わせしながら、本誌を読んでいるわけですけど(笑)。

岡田 結果がどうであっても、自分の思いを伝えられるように頑張ります!


岡田奈々 1997年11月7日生まれ、神奈川県出身。AKB4B・チーム4副キャプテン/STU48・キャプテン兼任。瀬戸内発、「7」つの海にその名を轟かせるため今まさに燃えている「メラメラの実の能力者」。友情・努力・真面目を武器に、アイドルという大海に存在するひとつなぎの秘宝を見つけてくれるはずだ!愛称は「なぁちゃん」。