――今回の取材にあたって編集部のスタッフと打ち合わせをしているとき、守屋さんを芸能人にたとえるなら誰になるだろうって話になったんです。そこで最初に挙がってきたのが松岡修造さんなんですよ(笑)。

守屋 え!? 私、そんなに熱いですか?

――松岡修造さんとの比較はともかく、熱血キャラという認識の人は多いと思いますよ。

守屋 あー、そんなイメージなんですね。私としては特に意識することなくやっているので……やっぱり運動会のときのイメージが強いんですかね?

――運動会の影響は大きいでしょうね。守屋さんとしては、ごくごく自然に振る舞った結果としてこういうことになってるという感じなんですね。

守屋 そうですね。逆にキャラみたいなものはなにもないと思っていて……強烈な個性が欲しいなって思ってます。

――守屋さん、グループのなかでも特に個性がはっきりしているほうだと思うんですけど(笑)。

守屋 うそっ!一度も思ったことない(笑)。でも、状況によるのかもしれないですね。スポーツがからむと火がついちゃうみたいな。

――競争が好きなんでしょうか?

守屋 もともとは嫌いだったんですけどね。小学生のときなんかはすごい平和主義で。つまらないぐらいなにも言わないコでした。

――それが年齢を重ねるごとに徐々に変化してきたと。

守屋 そうですね。部活がきっかけで変わってきた気がします。なんというか、黙っていたらもったいないなって。自分が思っていることがあるんだったらはっきり言ったほうがいいと思ってます。

――スポーツといえば、先日ラジオでキックボクシングをやって筋力をつけたいって話していましたよね。

守屋 そう、インナーマッスルをつけたい!

――フフフフフ。ストイックな環境に身を置くことが好きなのかなって思ったんです。

守屋 モデルさんってすごいストイックじゃないですか。そうやって努力してる人が好きなんですよ。憧れます!

――守屋さんもぜんぜんストイックじゃないですか。前回の撮影の時、真冬の撮影にも関わらず気が緩むからといって暖房を消して冷房を入れるよう要求したという逸話があります。

守屋 アハハハハ。だって大事じゃないですか!出させていただく以上は調子の悪い状態で写ってしまったら申し訳ないですから。

――こういうエピソードがまた熱血キャラのイメージを強化していくんだと思います。

守屋 熱いというか、ちゃんとやりたいんです!

――あー、それはすごく共感できます。そういうある種の生真面目さみたいなものも、やっぱりスポーツによって培われたところが大きいのでしょうか?

守屋 スポーツそのものが直接的に影響しているというよりは、スポーツをずっと続けてきた経験が大きいんだと思います。だから私、ちょっとやそっとじゃつらいと思わないんですよ。あと、いまって怒られるのが苦手なコが多いじゃないですか。そういうのもなんともないです。もうたくさん怒られてきたから(笑)。

憧れたこの世界でもっと前に進むために

――守屋さんは漫画が好きですよね。誰か憧れのキャラクターっています?

守屋 漫画というかアニメですけど、『君の名は。』で長澤まさみさんが声優を務めていた奥寺ミキが好きです。姉御肌なところに憧れますね。サバサバしてるんだけど、でも甘え上手みたいな。

――守屋さん、サバサバしてる印象はありますけどね。

守屋 何事もプラスに考えて生きてます。そうじゃないとやっていけない!

――あまり後悔や反省はしない?

守屋 します。でもしますけど、反省しつつも「まぁ今後の経験に活かすことができるからいっかー」みたいな(笑)。

――引きずったりはします?

守屋 引きずるというか、根に持つ(笑)。イヤなことはすぐに忘れられるんですよ。もうポーンって。だけど、一旦忘れはするけど心のどこかにこびりついてるみたいな。私は気にしいだから、そういうところがありますね。でも基本的にはすぐに忘れちゃいます。そうしないと、前に進めないから。

――自分のことが誤解されて伝わってるかもしれない、と思ったことはありますか?それこそ、さっき話した熱血キャラもそうなのかもしれませんが。

守屋 うーん、最初のころに感じてたかも。

――あ、そうなんですね。

守屋 見た目で気が強そうとかSっぽいとかって判断されて、グループのなかでうまくいってないんじゃないかと思われてしまって……そういう強いイメージをもたれやすくて、それですごく悩んでいたんですよね。自分をどうやって出していけばいいのか、ちょっとわからなくなっちゃって。だけど、あるタイミングで吹っ切れたんですよ。それがちょうどさっき話した運動会のころですね。あとはあれかな?激辛麻婆豆腐を食べたとき。あのあたりから、とりあえずなんでもやってやろうって気持ちになったんですよ……なぜか、ふと。あれがきっかけで「自分を偽らなくていいや!」って思うようになりました。自分のそのままを応援してくれる人がいるなら、それでいいやって思って。それから素直になりましたね(笑)。

――じゃあ、いまメディアに出ているときの守屋さんはわりと自分の実像に近い?

守屋 うん、近いと思う。

――自分をさらしていくことに抵抗がなくなったと。

守屋 なくなりました!最初はぜんぜん無理で……無理というか、認めてもらえないと思っていました。私のなかで「アイドルはこうじゃないといけない!」っていうイメージがすごくあって……だからたとえば「私は負けず嫌いです!」みたいなことをアイドルが言ってもいいのかな?って考えちゃったんです。アイドルはか弱くておとなしくて、そういう感じに振る舞わないといけないのかなって。自分の出し方がよくわからなかったんですね。

――どうでしょう?自分をさらけ出せることによって楽になれたようなところはありますか?

守屋 はい、楽になりました!いまは活動しやすいですね、すごく。

――自分をさらけ出したことによってファンの方の対応が変わってきたようなところもありますか?

守屋 変わりましたね。親しみやすくなったって言ってくださる方もいて、それはすっごくうれしかったです!ちょっと怖いとか取っつきにくいとか、そういうイメージもあったみたいで。

――さっき守屋さんは「アイドルはこうあるべき」みたいな固定観念に囚われていたことがあったと話していましたが、いまの守屋さんにとって埋想のアイドル像みたいなものはありますか?

守屋 逆にアイドルはこうだとか、そういう概念に囚われたくないと思っています。

――そういう目標があるなかで、守屋さんはなにを武器にして活動していきますか?

守屋 えーっ、武器ですか?なんだろう……。

――さっきちょっと話に出ましたけど、たとえば負けず嫌いなところなんかも武器になることがあるんじゃないかと思いますけどね。

守屋 なるほど!でも負けず嫌いが多いグループだからなー(笑)。表に出してないだけで、負けず嫌いがたくさんいるんですよ。うーん、私の場合は「自分を信じる力」ですかね。やっぱり、最後に頼れるのは自分しかいないじゃないですか。

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